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川崎市立
  王禅寺中央中学校
      Ouzenji chuo junior high school
 2008年4月1日 ホームページ新規作成
校長室からN 

新型コロナウイルス

 さる17日(金)夜に、本校教員が新型コロナウイルスに感染していることが判明し、19日(日)に濃厚接触者である可能性のある生徒と教員、合わせて32人がPCR検査を受けました。そして、その結果が出るまでの20日(月)・21日(火)を感染拡大防止のための臨時休校としました。この間、諸機関との連絡や消毒作業に追われましたが、PCR検査については、全員が陰性であったとの報告を21日に受けました。これを受け、22日(水)にはPCR検査対象者を除く形で学校再開、そして今日(29日)から、念のために自宅待機となっていたPCR検査対象者も登校、出勤しました。当該教員からの感染はなく、学校内に平常に近い空気が戻ってきたことに、胸をなでおろしています。

 とはいえ、この件につきましては、多くの生徒や保護者、地域の皆様に大変ご心配をおかけしました。PCR検査の対象者特定の判断基準については多くのご質問をいただきました。ご家族が出勤や出校を止められることから、一刻も早い検査結果の周知を求める声も多数ありました。実は、当初、私たちも感染の心配のある人は広くPCR検査の対象になるのかと考えたのですが、それは早々に打ち消され、またPCR検査後は、結果報告を今か今かと待ちわびていました。可能な限りのことはしたつもりですが、不安の声やご質問に十分にお答えできなかった点もあったかと思います。お詫び申しあげます。

 一方で、心あたたまる電話やFAXもいただきました。当該教員の容態を心配する声のほか、「学校も大変だと思いますが、生徒の安全のために頑張ってください」「PCR検査の全員陰性であったとのこと、安心しました。」といったものです。ありがとうございました。

 今回は、学校名を含んだ報道として川崎市で最初の例になってしまいました。最も心配したのは本校の生徒が、このことで肩身の狭い思いをしたり、誤解や偏見などにさらされたりしていないかということでした。実際に、これに該当するような話を、今日までに2件ほど聞きましたが、いずれも早い段階で解消したようでした。

 ただ、この経験は、「withコロナ」「新しい生活様式」といわれる今、人を隔てる要素が本当に多くなっていることを肌で感じさせるものになりました。医療関係者への差別や、理由があってマスクをつけられない人への非難などの報道は聞いていましたが、これに類することがいつ起きてもおかしくない状況がまだしばらく続くのでしょう。感染を避ける行動と人を遠ざける行動は紙一重です。どこまでが適切な範囲で、どこからは法(のり)を越えることになるのか、ますます曖昧になっているといえそうです。

 今は何より新型コロナウイルス感染防止対策を優先しなくてはなりませんが、時期が来たら、この状況自体を題材にして、人と人との関わりや心の持ち様について、中学生に問いかけ、一緒に考えてみたいなどという思いも、ふと浮かびました。

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