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川崎市立
  王禅寺中央中学校
      Ouzenji chuo junior high school
 2008年4月1日 ホームページ新規作成
校長室からM 

カルミア庭園

 王禅寺中央中学校を象徴する花「カルミア」(トップページのバックの花がカルミアです)。生徒会誌のタイトルにもなっています。今年は、その開花時期が臨時休業中に当たってしまい、見る人が少なく、わずかに職員だけが愛でていたのには、もったいないような、申し訳ないよう気持ちになりました。

 そのカルミアのある庭園の環境整備活動が、PTAの環境委員さんやおやじの会の皆さんのご協力をいただいて、7月11日(土)におこなわれました。照ったり降ったりと目まぐるしく変わる空模様の日でしたが、近づくと感じる草いきれが、本格的な夏がそこまで来ていることを感じさせました。

 新型コロナウイルス感染症予防の観点から今年は活動開始が7月となったために、カルミアをはじめとする木々の根元や石像の足下には多くの雑草がすでに背を伸ばし、その一方で落ち葉が積もっている場所もありました。それらを取り除くと、曖昧だった樹木や花、石、地面などの色が鮮明になり、きれいな庭園に戻りました。枝が無造作に伸びていたつつじなどの灌木も、散髪後の幼児の頭髪ように整えられ、かえって存在感を増しました。

 お子さんが本校を卒業した後も学校周辺の環境整備にご尽力くださっている末永教明さんが、着任からまだ日の浅い私に、この庭園についていろいろと教えてくださいました。その中で、最も印象に残ったのは、カルミアは日当たりを好む木ではないという話でした。それを知ったあとの私には、それでも環境に適応し、根を張り、花を咲かせるカルミアに、感心を通り越して畏敬の情が湧いてきました。

 それにしても、日当たりのいいこの庭園は植物の生長にはもってこいの場所だと思っていただけに、末永さんの話は目からうろこ……でした。でも、よくよく考えてみると、数多くの種類がある樹木の中に、燦々と降り注ぐ光は苦手だという品種が一つや二つあっても不思議ではありません。

 明るく健康的な王中中生と接するにつけ、私は、自分がここにいられることに感謝したいような気持ちになります。どの教室も生徒自らの発する光が満ち、いつも日向にいるような気分です。でも、それをもってすべての王中中生が過ごしやすいはずだと考えてしまうのは早計なのでしょう。日当たりが得意でない生徒がいるかもしれないし、そうした生徒にとっても居心地のよい学校でありたいものだ……。こんな思いに駆られる一日にもなりました。

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