校長公孝 ミニコラム

校長コラム 笑顔になれてよかった

 午前から校長会で、新学期からのコロナウイルス対策と教育課程の変更などを多くの場合を想定して、休みなく4時間の議論。上丸子でパンを3つ買い、学校で2つかじったところで、教育研究会の次年度の話し合いスタート。夕方から新入生の面接、溜った電話の返信、メール、承認文章のチエック・・・・気がつくと誰もいない職員室。アラームをかけ、帰ろうとすると、モニターに人がけが映る。正門の前を行ったり来たりしている。う~こういう時にまさかの不審者では・・・。 正門を出ると、なんと!若者から近寄って来る。「あの~」やや冷たく「どなたですか」「ここは、小杉小学校ですか?」そっけなく「はい」「この学校に○○先生いますか?」『怪しい、きっと○○先生となにかあったにちがいない』そして、なんともう一人、体の大きな若者が来る。どうしよう。「ぼくたち、○○先生の教え子なんです」「え?どこの学校?」「○○小学校です」『当たり、合っている。ビンゴ。本当に教え子かも?』あえて笑みを浮かべ、ユーモアを込めて「○○先生に昔すごく怒られて、まさかの仕返しとか」即答で!!「ちがいます。いじめにあったとき、助けてもらったんです。恩人なんです」『え?そうなの?△』「でも、ここまでこんな時間に、わざわざ電車で来たの?」「ランニングです、走ってきました」『ジーパンじゃないか。おかしいでしょう。いや、これが高校生の若さなのか、今の俺には想像すらできない』「○○先生はいつ、いらっしゃいますか?」すっかり安心して「来週だったらいるよ。校長なんだけど、よかったら電話かけてよ、○○先生絶対よろこぶと思うよ」「いいんですか。ありがとうございました。」礼儀正しく一礼して、また走っていく二人の姿に、一日中、コロナ対策対策のことばかり考え、自分自身が疲れ、気持ちがすさんでしまっていた彼らに最後に癒やされた。疑った自分が愚かだった。でも、今日の忙しさは尋常ではなかった。『しかたないよ』、自分を笑顔で慰めている、もう一人の自分がいた。ものすごいビル風を切り、みんながマスクをして前傾姿勢で小杉駅を目指している。一週間の終わりの金曜日、笑顔になれてよかった。

★校長コラム 第1回卒業証書授与式

 小杉小学校から、はじめて13名の卒業生を送り出すことができました。1月の開校記念式典は300名の来賓を迎え、全校児童が参加した式でした。第1回卒業証書授与式は、13名の卒業生と保護者、教職員だけによる式となりました。マイクも一切使わず、まさに、「6年間の教育課程を卒業したことを証する」と記した卒業証書を、一人ひとりと目を合わせ、ゆったり、穏やかに、御家族の前でお渡しすることができました。アリーナに響く13名の歌声、一人ひとりの子どもたちの語り、卒業生と教職員だけで唱う校歌・・すべてが初めての経験となりました。
 本校の5・6年生は、特例措置によって今までの学校に通うことができました。そんな中、開校する本校に、来てくれた子どもたちでした。また、家庭の引っ越しで一人で転入してきた5・6年生もいました。開校当時、どんなに不安だったことだろうと思います。私も、教職員もどんなことがあっても、この子どもたちに、他の学校に負けない(勝ち負けではないのですが、そんな気持ちでした)教育をするぞ。人数が少ないことを逆に、最大の魅力に、一人ひとりにそれぞれの力をつけるぞと思っていました。この1年間、学級担任の努力は並大抵のものではなかったと思います。
教育に完成やこれで十分はありませんが、快晴の校庭で、別れを惜しむ子どもたちとそれを見守る保護者の皆様の姿に、たくさんのことが報われた式になったと感じております。
 今週25日は、在校生の保護者と子どもたちにようやくお会いできます。新学期にむけて、よいお知らができることを願いつつ、準備を進めています。
25日当日の時間や場所の詳細については、配信メールでご確認をよろしくお願いいたします。

★校長コラム 正門のソメイヨシノ

 臨時休校から3週目に入りました。新型コロナウィルス感染のニュースが国内外から報道され、自粛や延期、中止という言葉を聞くたびに、正直、心が沈んでしまいます。3月11日に起きた東日本大震災や観測史上最も早い開花のニュースが重なるように、自分だけではなく、すべての人々に伝えられ、一人ひとりが、それぞれの思いをもたれているのだろうと感じています。
 教職員たちも、普段、子どもたちがいることで、元気をもらい働くことができていたことを、あらためて感じている様子で、いつもより言葉少なく年度末作業を進めています。
 こんな休業中、学校や近隣で保護者にお会いする機会があります。立ち話ではありますが、お仕事や家庭での子どもたちの様子をお聞きすることは、現在の社会での感染防止の対応や学校再開時にどんなことが想定されるかを考える上でたいへん参考になっています。
 また、今週は、第1回卒業式を行います。13人の子どもたちと保護者の皆様にとって、一生に一回の大切なお祝いの式となります。教職員は、会場準備を行い、全員で校歌の練習を行いました。私も、初めて、広いアリーナで、マイクを使わず、祝辞を話すので、自分の声がどのように聞こえるのか、戸惑いながら練習をしています。当日は、飾らない自分の言葉で子どもたちと保護者の皆様に、感謝とお祝いの気持ちを届けたいと考えています。
 どんな状況でも「きらっと光る希望があり、それを共有できることが、教育、学校という場の魅力」だと、まじめに信じています。卒業式には、正門のソメイヨシノも開花してくれるような気がします。

★校長コラム 

 臨時休校から2週目に入りました。学校では、児童を受け入れながら、年度末の事務処理と新年度に向けた準備を進めています。評価や通知票の読み合わせ、学籍や会計の整理、新年度の学級編成、次年度の教職員の学年配置、PTA役員の皆様も、今週、次年度のボランティア希望の集計や運営の検討などの準備を進めております。
 一日も早い学校を再開を祈るばかりですが、いつも以上にたくさんのことを想定しながら準備を進めてまいります。

★おまけのコラム 

 悲しくて、理不尽で、どうしてと思うことがあります。自分が一生懸命なのでどうして、折角計画していたのに、どうして、怒りや悲しみが沸いてきてしまいます。そんな時こそ、笑いをつくることが大切と感じます。気休めだと分かっても人と笑う。井上ひさし氏の言葉で、悲しみとつらさは自分の中に生まれます。でも笑いは、自分の外にしか作れない。友達、家族、同僚など自分の外の人とつくるものであるという言葉を思い出します。
 社会が、新型コロナウィルス感染という不安の中で生活しなければならない3月ですが、心にとめておきたい言葉です。

★校長コラム 人としての所作

 めまぐるしく変わる状況の中、数少ない情報をもとに、子どもたちの安全を最優先にした時、何をすべきか、判断と対応に追われた一週間でした。
 こんな時こそ、「ほっとできる」瞬間は、なにげない人の優しさだと感じました。通学路に朝立っていると、知らないおじんさんが「たいへんやね。これ朝のお駄賃」と言って、小さな飴玉を一つくださいました。ある保護者が、小杉小学校の子どもたちのために使ってくださいと消毒液16Lとポンプ6セットも学校に送ってくださいました。
配信メールの準備や各学校の校長と対応を電話でやりとりしながら、お昼は、6年生と一緒に卒業バイキングを食べました。13人のたわいもない会話と笑顔に癒やされました。学校が来週2日間はあることをバイキングの終わりに直接伝えました。子どもたちは緊張が切れたように、みんなが喜んでいました。今日で終わりだと思っていたようでした。子どもたちが下校したあと、川崎市教育委員会から通知がようやく届きました。今後の対応事項の中に、卒業式は実施されること、修了式・離任式は行わないことが書かれていました。
 子どもの安全と命を最優先にした時、どう判断すべきか全国の学校、保護者が判断に苦慮しています。しかし、そんな時こそ、人としての所作、在り方、生き方がそのまま表われるように思います。
評論・批判する人にならず、子どもたちの命と安全を守る最前線にいる仕事であることを自覚して、教職員とともに努めてまいります。

★校長コラム 一人ひとりが 今できる感染症対策を

 連日、新型コロナウィルスの感染に関するニュースが報道されております。この連休中には小中学校での感染報道もありました。本校では文部科学省および川崎市教育委員会からの通達を受け、昨日、保護者の皆様には、現段階での学校の対応や方針をお伝えしました。
 感染拡大が懸念される中ではありますが、ご家庭でも、お子様、保護者を含めて基本的な感染症対策として、手洗い・うがいの徹底と日常的な健康管理などをお願いいたします。
 新しい対応や方針が出された場合、すみやかに配信メールやお手紙でお知らせいたします。また、他府県の学校や職場において、感染者や外国からの帰国者に対して人権的な問題も起きているという報道もございます。是非、ご理解ご協力をお願い申しあげます。

★校長コラム 気がついたらゴミを拾う

 会議などで出張がなく、学校にいる時は、午前1回、掃除の時間、午後1回は校舎をまわり、学校環境や授業の様子を観るようにこころがけています。
 レストランや食堂でも、建物が新しくてもなんとなく整理させていない、雑な印象を受けるお店と古くてもよく手入れと掃除が行き届き、すっきりしたよい印象を受けることがあります。最後は、そのお店の料理の味が大切なのでしょうが、お店に入った時の印象が料理の味にも大きく影響をあたえてしまうと思います。
 他学校に行くとよくわかるのですが、古い校舎でも玄関に入るだけで工夫されすっきりした印象を受ける学校と、雑然とした印象を受けることがあります。自分の学校の印象を確かめるために、校舎を歩いてまわっています。
 本校の様子を数枚の写真で紹介します。職員玄関には、余計なものは置かないようにしています。今は、季節の花つばきとひな人形が飾られています。ある職員が、毎月なにげなく替えてくれています。中央エントランスには、毎週出題される「ペンギン先生(教頭)クイズ」(かかさず、月曜日の朝に出題されており、楽しみにしている子どもたちがいます)、垣内宣子氏の北イタリア、シェナの絵画、2階グローバルルームには、外国語ボランティアのみなさんが先週飾っていた「Happy Easter」と英語の絵本展示、図書室カウンターには、手作りひな人形やおすすめの本を、図書ボランティアのみなさんがアレンジしてくださっています。
 2年生では、オープン教室と廊下を一体にしたダイナミックな学習形態の授業が行われていました。一人一人の話している言語量が多く、しかも内容が豊かでうれしさのあまり思わず質問をしてしまいした。2階の階段では、学校用務員が階段の手すりの小さな枠を一つ一つふいていました。(授業中にこんな目立たないところもやっているのだと新発見)3階のギャラリーには、5年生の作品が展示してありました。本校では、廊下には図工作品などを展示せず、学年オープンスペースと3階ギャラリーに学習室、1年生~6年生のコーナーを常設するルールにしています。
 学校の中で、子どもたちが立ち止まり、作品や言葉、クイズ、本などに自然に触れることができる環境(言語活動の充実へのひとつの手立て)と教師が黒板の前で話す声が聞こえる授業から、クラスに入ると子どもたち同士の言葉が飛び交う授業をたくさん創っていきたいと思っています。
校長として、掃除の時間、掃除機をかけたり、落ちている体操着を掛け直したりしながら、小杉小学校が目指していきたい学校の姿を考えています。そして、気になることや感じたことは、よい印象も悪い印象も素直に教職員にフィールドバックするように心がけています。
 学校づくりは、地道な日常の積み重ねです。昔、校長に「若いあなたが、校内で、気がついたらゴミを拾うことが、学校経営にかかわることなんだよ」と言われたことが、校長という立場になりようやくわかるようになりました。


★校長コラム 転校生

 転校生が来ると、自分も小学校3年生の学期途中に転校したことを思い出します。転校した時は、今までの自分よりよい子に見えるように、めったにしない努力をしたように思います。今でも覚えている2つのことがあります。ひとつは教科書が違い、算数「円」の勉強がすっかり抜けてしまい、全くわかりませんでした。まだ、友達もできず聞くに聞けなかったことを覚えています。もうひとつは、日直の仕事にストーブのコークス(世代的に知らない保護者の方がほとんどだと思いますが石炭のような固形燃料です)をバケツに入れてくる仕事がありました。学校の裏に、コークス置き場があり、山のように積まれていました。いわゆるクラスの優等生Aくんとコークスを入れに行きました。Aくんが、私に向かってコークスを意図的に投げてきたのです。なんで?咄嗟に自分もコークスをAくんに投げ返していました。Aくんの新入生・佐藤への洗礼なのか今もわかりませんが、ほろ苦い思い出です。その後、彼とはクラスも変わり接点がなくなり今は体が大きかったこと以外、顔を思い出すこともできません。けんかをしたわけでもなく、仲直りしたわけでもなく、その場面だけがうっすらと残っています。

 そんな私が教員になり30代。日本経済がたいへん強い時期で、児童が小学部だけで1000名、各学年6~7クラスの香港日本人学校に勤めていました。学期ごとに2~3名の教え子が日本や他国への保護者の異動のため転校で別れ、新学期になると同じ数の子どもたちが各クラスに転入してきました。
 ほとんどの子どもたちが、転校した時の心細さを経験しているので、「ふわっと」新しい友達を受け入れる雰囲気が学校中にあったようがに感じていました。体操着、服装もどことなく違い、中にはイヤリングをしたり、ランドセルではなくバックで来る子もいました。自由な雰囲気がありながら、クラスの基本的な規律やルールについては、子どもたちがお互いに納得するまでよく話し合いました。
転校生を来ると、自分の小学校や30代の自分の学級を思い出すあたりのは、子どもたちをおじいちゃん目線で見守っているなと感じるこの頃です。私のできることは、たまにクラスの様子を見に行き、一言声をかけたり、低学年であれば頭をなでてあげたりするぐらいのことしかできません。学級担任や子どもたちが、さりげなく「ふわっと」受け入れてほしいと期待と不安がいつも交錯します。きっと、転校生と保護者も同じ気持ちだと想像します。
 ある転校生が入った翌朝、玄関に立っていると、その子と一緒に楽しそうに通ってくる子どもたちが、あいさつをしてくれました。きっと転校生に「一緒に行こう」と声をかけてくれたのだろうなとうれしく思いました。
 「人と人がつながる温かな環境」は、本校の大切なビションです。学校は、子どもたちにとって大切なコミュニティです。将来、より大きく複雑なコミュニティで自立して生活できるように、その準備段階として「安全に失敗をさせ、成長させる場所」が学校です。失敗してもいいいんだ、誰かが絶対にサポートしてくれるという安心感が子どもの自己肯定感を育むのだろうと思っております。その土台が出来て、3つの学校目標である自分で考え振り返る、違いを認め力を合わせる、役割を担い学校(社会)をつくるという、ひとりでもやろうとする姿、へこたれずに次の行動をしようとする姿、人となにかをつくろうとする姿などが生まれてほしいと思っています。

 45分のジョイフルタイム、快晴の校庭、寝転がる子どもたちが気持ちよさそうでした。私も校庭に行き寝転がってみました。2月だというのに体が「ほかほか」温まりました。勤務時間であることに気がつき、急いで校長室に戻りました。 

★校長コラム 20分/1日24時間

 生活のリズムが崩れてしまうことがあります。「みなさんは、どのような方法で心と体を整えていかれますか?」
 私は、朝20分、テレビ体操とストレッチを大切にしています。朝のテレビ体操は曜日によって内容の違うプログラムが組まれています。私は前半下半身から上半身へゆっくりストレッチを行い、後半は第2ラジオ体操の木曜日プログラムがお気に入りで、録画して繰り返し行っています。一つ一つの動きの意味を理解し、丁寧に行うとその日の自分の体と心の状態がよくわかります。前日、残業や飲み会があった朝は、前半で止めてしまうこともあります。調子のよい日は、無意識に動きと呼吸がぴったり合います。余裕がある日は、その後、マットを敷いて、ハムストリングや腰回りをゆっくり伸ばしていきます。また、調子がよい時は、動的ストレッチや体幹運動も加えていきます。
1日24時間分の「20分」。この時間がなかなか取れない一週間があります。そんな固い体と心で考える行動や判断は経験上ミスが多く、何よりイライラしている自分がどこかにあります。子どもたちと向き合う仕事ゆえ、心と体を整え続けられることは、一番大切な能力だと思っています。
 そして、子どもの時の原風景。毎朝、布団の上で仲良くテレビ体操をしていたおじいちゃんとおばあちゃんのようになれたらと思っています。二人の部屋に朝入ると、いつも仏壇のお線香と湿布薬が重なった不思議なにおいがしたことを思い出します。そのにおいは、とても懐かしいものです。
 さて、今週はしっかり体操ができるかな?

★校長コラム 筆箱と下敷き

 2月となりました。学年末、卒業式、修了式まで時間が一年で一番はやく感じられる2ヶ月間となります。明日の朝会で「筆箱と下敷き」の話を子どもたちにしようと思っています。本校では、「小杉小学校のきまり」として筆箱の中身を鉛筆5本、赤ペン1本、消しゴム1個、定規1本と子どもたちにも、保護者にもお伝えしています。
 教育センターに勤めていた時、多くの小中高特別支援学校の授業の様子を参観する機会がありました。その中で、学年が上がるにつれて、筆箱がどんどん膨れてくる傾向があることがとても気になっていました。長さの違うたくさんの鉛筆、数本のシャープペン、数個の消しゴム、色鉛筆やカラーペン、なぜか香りのついた付箋やメモ用紙、おまけに、たくさんのキーホルダーがぶら下がっていることもありました。大きな筆箱を二つもっている中学生もいました。
ノートを見せてもらうと、たくさんの色が使われカラフルなのですが、何で色がついているのかわかりません。シャープペンなので、筆圧がわかりにくく、文字のとめやはらいなどがわかりにくいといつも感じていました。また、下敷きをノートにしっかり敷いてノート指導をしているクラスが少ないことに本当に驚いていました。担任は全く意識せず、指導していました。小学校という基本を身に付ける大切な時期に、基本を知らずに、高学年そして中学校に進む子どもたちをとても心配して見ていました。
 学校や社会にはたくさんのルールがあります。ルールには意味があると思います。意味のないルールはなくしていきたいと考えています。また、ルールは、みんなが目で見て分かりやすいもの、大人からではなく、友達同士で確認できたり、みんながそろえると気持ちがよく、すっきりするものがよいと思っています。なにより、筆箱と下敷きは、毎日の学習に直接かかわる大切なものです。学習用具としての基本の基本である「筆箱と下敷き」が整わなくては、1日6時間の授業の積み重ねでかなりの差になってしまうといつも思っています。
 今の時代、家や習い事、塾などでは大いに自由にシャープペンやカラーペンを使ってほしいと思います。基本と応用を使い分けられる456年生、高学年に育てていきたいと考えています。
特に4年生ぐらいから、プラスチックのオーソドックスなものから、布製の筆箱をつかっている子どもたちが多くなります。本校では4年生ぐらいから、他校よりタブレットノートなどを使う頻度が多くなります。また、家庭でもスマートホンやタブレットを使う子どもも増えてくると考えています。
そんな環境だからこそ、鉛筆5本のすっきりした筆箱と習い事などでは、好きな筆箱やタブレットなど、場面で使い分けができる子どもたちになってほしいと思います。そして、しっかり学校でも家庭でも同じ声かけをすれば本校の子どもたちはできると思っています。
 私自身、小学校時代、忘れ物が多い子どもでした。筆箱が整理できない子は、すべてのものがルーズになってしまうと経験から思います。ただ、「だらしないな。しっかりやりなさい」ではうまくいきません。高学年になっても、「一緒に整理してあげよう」「すっきりするよ」・・・などその子に合った声かけを教師や親が見つけ、笑顔でお節介をしてあげることが大切だと思います。2月は、各クラスの授業をまわりながら、笑顔のお節介をしていこうと思います。
 次の学年に向かう時期だからこそ、「筆箱と下敷き」という基本の一つを大切に「毎日の授業」を大切に積み重ね、次のステージ(学年)の準備をしてほしいと思います。

★おまけのコラム★
2月節分。子どもの時、手のひらに載る年齢分の豆が、年々増えるのがうれしかった。おじいちゃんが鬼のお面をかぶって、寒いのに家中の扉や障子を開け、思いっきり家族で、豆を投げた。畳が豆だれけになるのが爽快だった。終わると、兄弟でじゃんけんをして負けた人が、ほうきで豆を掃かされた。
今は、年齢分の豆は手に載せられないほど多くなった。たくさんの鬼さん、一つでも外へ、福は一つでもいいので内へ!豆まきもずいぶん現実的になった。
 学習室の子どもたちと栄養教諭が素敵な鬼をつくっていた。こんなかわいい鬼なら内にいてもいい。

★校長コラム 光の2月へ 小さな春の兆し

 式典翌日、雨の日曜日。King Gnuの曲を聞きながらベットでぬくぬくしている。人間そんなに、ずっとまじめにやれないものだ。鼻歌を口づさんでいる。
手帳は見開き一ヶ月単位の小さめのもの。1月から2月のページを開く。「光の2月、新しい手帳を買う」とメモがある。
週末はのんびり走る。2月になると、寒さの質が変わり、同じ速さで走っていても体が温まるまでの時間が短くなる。晴れの日は、光が明らかに強くなったことがわかる。まぶしさを感じるうれしさ。書店には、1月始まりの手帳から4月始まりの手帳が並ぶ。
光の2月、寒さの底を越え、小さな春の兆しを見つけられる好きな月。冷たい海底から潜水艦がゆっくり浮上していくような感覚の月。妻の誕生日がどんと腰を下ろす月。すべてゆかし。
 開校記念式典が終わり、こんなことを久しぶりに考えられる余裕ができた。

★校長コラム 小杉小「万事如意」!

 先週、開校記念式典リハーサルが行われました。多くの保護者の方々にご参観いただきありがとうございました。保護者の皆様に、全校372名の子どもたちの思いや願いがひとつになった「大きなパワー」を感じていただくことができたのであれば、たいへんうれしく思います。本番では、さらに緊張が高まる式典となりますが、小杉小学校の「大きなパワー」を出していきたいと思います。私は、緊張感よりも子どもたちの姿を見て泣かない対策?を考える必要を感じました。
 さて、先週は、私にとって心に残ることがもう一つありました。ジョイフルタイムで行われた「中国お正月クイズ大会」です。なんと横浜山手中華学院から中国の春節(旧正月)のお祝いで舞う本物の「龍」と「獅子」をお借りして、子どもたちが体験できるイベントを外国語ボランティアのみなさんが企画してくださいました。
その中で、中国につながる1年生の子どもがお母さんと一緒に、中国のお正月クイズを出して、途中、母語である中国語を友達に教え、みんなが簡単な中国語のあいさつやお正月料理の食べ物について、声に出して練習しました。自信をもって話すその子を見つめながら、海外帰国外国人児童生徒の教育相談をしていた時、小学校の時に川崎に来て、日本の教育を受け、大学を卒業した青年の話の終わりの言葉を思い出しました。
「長く日本で生活してきましたが、自分の母親がフィリピン人であることを、友達にも話す機会もなかったですし、話す必要もありませんでした。今日は、貴重な機会をありがとうございました。でも、もっとはやくこんな機会があればよかったと思っています。」
心の片隅に残っていた青年の言葉を思い出してくれた今回のイベントに感謝したいと思います。教室の授業だけでなく、自分を出せる、友達をお互いに知ることができる、こんな時間を学校の中にたくさんつくっていきたいと思いました。
そして、今年春節(旧正月)は、開校記念式典の1月25日ということではありませんか!
1月25日、中国「新年好」!小杉小「万事如意」!

★校長コラム 開校記念式典にむけて 言葉に「思い」をのせよう 

 2020年の学校生活が始まりました。学習を始める会、書き初め、開校記念式典の練習などに取り組みながら、子どもたちは学校生活のリズムに戻ってきたようです。わたくしも、式典リハーサルの打合せ、式典来賓との交渉、PTA役員との打合せ、校長会の出張、新1年生の教育相談など、お正月ははるか彼方、体と頭に一気にスイッチが入りました。
 そんな中、6年生が式典で校歌について自分たちの思いを話す原稿を校正する授業に参加しました。グループや個人で考えた文章に対してアドバイスをさせてもらいました。
「○○さん、この文の中で、一番伝えたい言葉はどれ?」
「・・・・・(沈黙)・・・・・・」
「質問がよくないね。この作文の中で、一番伝えたい言葉に線を引けるかな?」
「あ、そういうことですか」
「************というところです」
「なるほど、いい表現!でも少し難しい言葉だね」
「その言葉の気持ちをもう少し話してくれる」
「***************○○○○*********************」
「なるほど、そういうこと!○○○○っていい言葉だね。わかりやすい言葉だね。この○○○○という言葉を文章に入れられるかな。考えてみてくれる?」
子どもたちとそんな会話を繰り返しました。
はるか昔?学級担任だったころ、同じような指導をしていたなと思いました。子どもたちと一緒に考えることは、いくつになっても面白いと感じます。
 開校記念式典という大きな行事があと2週間後となりました。子どもたちには、合唱、ダンス、台詞
など、それぞれ自分の役割があります。緊張感の中で、自分の思いを伝えるよい機会になってほしいと思っています。私も当日緊張すると思います。緊張ため、思わず笑いを取りにいってしまう性格を「封印」して式典に臨むつもりでおります。
■お願い■
 お手紙でお知らせをしておりますが、今週17日(金)に式典リハーサルを行います。式典通り行うため、保護者の学年ごとの入れ替えはございません。また、座席数は300名と限られており、場合によっては、2Fアリーナーギャラリーからの参観となることもございます。学年末懇談会では、学年の演技について、ビデオでお伝えもいたします。あくまでもリハーサルを公開するものですので、席取りのためにはやく並ぶなどのことのないようご理解ご協力をお願いいたします。

★校長コラム 新年に考える 日記のタイトル

 令和2年、新しい年が始まりました。2020年は新学習指導要領が全面実施される10年に一度の年、夏は東京オリンピック・パラリンピックで日本が世界から注目される一年となります。本校も開校2年目を迎え、新学習指導要領全面実施に合わせ、教育課程の土台をしっかりつくる重要な一年と位置づけております。新しい年、令和2年もよろしくお願い申しあげます。

 私事ですが、新年は実家の相模原に戻り、年老いた両親とのんびり過ごすお正月となりました。元旦は相模原元旦マラソンに参加(結果は年齢相当)、相模川から望む丹沢大山に向かい「家族の健康」と「小杉小学校みんなの幸せ」をお祈りしました。そして、元旦の夜一人、おとそ気分を覚ましながら、一年間の日記のタイトルを決めました。
 日記は、学生時代からの習慣です。昔は分厚い日記帳につらつらとその日の出来事を振り返っていました。今は、PCに向かい土曜日の朝、コーヒーを飲みながら、一週間を振り返り、今自分が考えていること、感じたことを気持ちをニュートラルにして文書にしていきます。この校長コラムも、土曜の朝の日記の続きに生まれ、一晩寝かせて日曜日と月曜日の朝に校正して皆様にお伝えしています。
 さて、この日記のタイトルを決める作業は自分にとって大切な正月行事です。(そんな大げさな感じではありませんが・・)ここ数年のタイトルは、2012年おだやかさ・しなやかさ・したたかさ、13年再チャレンジ、14年人なつっこさ、15年笑う門には福来たる、16年夢・仕事、17年あとちょっと我慢、18年わくわくを点・線・面へ、19年勝運を呼び込め、そして、2020年は「柔軟に自分を補え」に決めました。
数年前の自分の日記を読み返してみると『教科書が読めない子どもたち 新井紀子より引用、重要なのは、柔軟になることです。人間らしく、そして生き物らしく柔軟になる。そして、AIが得意な暗記や計算に逃げずに、意味を考えることです。生活の中で、不便を感じていること、困っていることを探すことです。どう解決するか、新しいものを創造する。』とありました。
 まさに、今の自分に欠けていることで一番大切にしたい精神のように感じ、タイトルに決めました。健康しかり、仕事しかり、個人しかり、家族しかり、ないことやできないことに不満や不平を言いたくなりますが、柔軟に「あるもの」で補っていく。まずは、自分の中に「あるもの」を見つけ、どう生かせるかを考える。自分になければ、まわりの人に相談して補ってもらう(もちろん自分にできることは相手のことを補います)。
 きっと、日記のタイトルのようには行きませんが、自分と向き合う日記の時間を大切に、よいこと(あるもの)が記せる1年間にしたいと思います。

 校長コラムも2年目となります。「楽しみに読んでいます」とたま~に保護者の方から声をかけていただくことがあります。たま~にあるだけに、その時は恥ずかしくも、あとでうれしさがじわっと沸いてきます。人に自分の思いを伝えることはたいへん難しいことだと思います。時に批判を受けることもあります。子どもたちもクラスの中で、そんな経験をすることもあります。しかし、こつこつ続けることで誰かが理解してくれることもあります。自分のことをわかってくれる人がいる!そんな感覚をもった子どもに成長してほしいといつも思い、自分もその姿勢や気持ちを大切にしています。時代や社会のせいにせず、「ありたい自分」を子どもたちと考えていくつもりです。そして、いつもそのヒントやアイデアは「子どもたちの中にある」と思っています。まさに、校歌の中にある「虹色のパンジー」のイメージが重なります。令和2年もよろしくお願い申上げます。 佐藤 公孝 

校長コラム もうすぐ冬休み

 先週は、クラス担任との希望面談、管理職・教務との座談会が行われました。それぞれで話題や課題となったことを、まとめ教職員で共有していきます。座談会では、保護者のグループに私も入り、少人数でしたが、それぞれの保護者の考えをもとに楽しくも真剣に議論を行いました。午前・夜合わせて3時間たいへん有意義なものになったと思っています。また、土曜日は、小杉小学校のおやじの会の方々とソフトボールミニ親善試合に保護者7名と教職員6名で、親学校である今井小学校さらに、今井中学校、下小田中小学校の皆様と楽しく対戦いたしました。野球少年だった面影はなく、数十年ぶりのソフトボールは4打席ノーヒット、翌日筋肉痛付きの結果となりました。
座談会やソフトボールを通して、お父さん、お母さんと少しずつ顔とお名前がわかる関係になれることは、たいへんうれしいです。ありがとうございました。
 さて、本日で給食が終わります。インフルエンザで学級閉鎖のクラスがあるため、気がかりですが、明日冬休みを迎える会を行います。お休みしている子どもたちがはやく回復してほしいと願っています。
 保護者の皆様には、開校から9ヶ月、たくさんの場面でご協力いただきましたことにお礼を申上げます。2019年はコラム納めとさせていただきます。よい年末年始をお過ごしください。
★おまけのコラム 
 大学受験の浪人時代。12月雑踏の中野駅でジョンレノンが銃弾に倒れたニュースを聞いた。今年12月、中村医師がアフガニスタンで銃弾に倒れたニュースを聞いた。8月、国際教育の研修でアフガニスタン大使館に行き、大使館員の国への思いと現状を聞き感銘を受けた。中原市民館で中村医師の講演があることを知り1000円のチケットを買った。でも、当日、学校がとても忙しく、自分に余裕がなく講演に行けなかった。後悔している。
 先日、中村医師の追悼番組を観た。涙が出た。「これは平和運動ではありません。医療の延長としての結果なんです」、自分より10歳以上年上の医師が、大河から水を引き込む堰づくりのため重機を操作する姿がそこになった。
帰宅途中、乗り換え駅の溝の口で、華やかなイルミネーションを足早に横目で観ている。もうすぐクリスマス。小杉小学校の校長という立場でなく、一人の平凡な58歳のおじさんとして、自分の幸せだけでなく、ほんの少しだけでもいいので、人のことを思える自分になりたいと思う。中村氏のように72歳になっても、教育を通して「言葉の人」でなく、「行動の人」に一歩でもなれるのだろうか。無理だろうねともう一人の自分が鼻で笑う。
 でも、いくつになっても僕のクリスマスにはジョンレノンの名曲がいてくれる。ちょっとさびしくて、勇気をもらえる。気持ちを切り替え、鮮やかな真っ青なLEDのイルミネーションに飛び込むように、振る舞う自分も嫌いではない。

校長コラム 朝会「校長先生の話」

 小中学校を通して、朝会の「校長先生」の話は全く記憶にありません。背の順で並ぶと、いつも前から2、3番だった私は、手を後ろに組み、やすめの姿勢で、じっと聞いていたこと、たまに、気分がわるくなって保健室に運ばれる子がいたことをかすかにに覚えています。
 数年前、新聞に、日本で一番短い朝会の話が紹介させていました。朝礼台にあがり、抜けるような青空を見て「今日はいい天気だね」と一言。知人に「いい話でしょう」と伝えると「それはどうかな?」と納得しない顔をしていました。私は、その校長が普段から子どもたちとの小さなかかわりを重ねていたからこそ子どもたちにその一言がいえたのではないだろうか。きっと、子どもたちもその一言に共感して、一週間をスタートできたのではないだろうかと思っています。
 短い言葉で、子どもたちに伝える。難しいことです。しかし、30年以上子どもたちと過ごしてきて思うことは、子どもたちはユーモアのある短い話が大好きです。
 気がつくと、12月24日の冬休みを迎える会まであと一週間となりました。さて、一年のまとめに子どもたちが笑顔でいい年だった、たいへんなこともあったけど、新しい年も気分一新と感じられる短いお話、子どもたちを思い浮かべながら考えることは、面白く、一回笑わせ、しんみり終わる。年の瀬落語の定番、初芝、柳田格之進のようにはいきませんが、頑張ろうと思います。
★おまけのコラム
 1月25日の開校記念式典にむけて、校舎を歩くと、校歌を練習する子どもたちの声が聞こえてきます。歌声が響く学校は実にいいものです。校庭では、PTAの花ボラのみなさんが2日間かけて、正門と西門にパンジーを植えてくださいました。校章に合わせて、七色すみれという品種もアランジしてくださいました。本校は新設ということもあり、たくさんの方々が訪れます。正門と西門は、家庭でいう玄関です。
パンジーが迎えてくれる温かな雰囲気がする学校づくりへの協力、心からお礼を申しあげます。朝、何人の子どもたちがパンジーに気がつくか楽しみです。PTA花ボラのみなさま、ありがとうございました。

校長コラム PISAを解いてみる

先日、新聞・ニュースで話題になった2018PISA調査(Programme for International Student Assessment)
今回はじめて導入されたコンピュータ使用型読解問題例を解いてみました。
ニュースでは、ラパヌイ島(モアイ像で有名なイースター島)の問題と読解力と数学的リテラシー、科学的リテラシーの参加国の順位だけが紹介されることが多かったように思いますが、次のように調査の概要と3つの力について説明があります。
『2018年調査では読解力を中心分野として、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野を調査。 2018年調査では、中心分野である読解力について、既存の問題72問にコンピュータ使用型調査用に開発された新規の問題173問を加えた245問が用いられ、数学的リテラシーについては既存の問題70問、科学的リテラシーについては既存の問題115問が用いられた。PISA調査は、義務教育修了段階の15歳児が持っている知識や技能を、実生活の様々な場面でどれだけ活用できるかを見るものであり,特定の学校カリキュラムをどれだけ習得して いるかを見るものではない。思考プロセスの習得,概念の理解,及び各分野の様々な状況の中でそれらを生かす力を重視』とあり、さらに、3つの力を次のように定義されています。
『★読解力(下線は佐藤が大切だと思った部分です)
自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと
★数学的リテラシー
様々な文脈の中で数学的に定式化し、数学を活用し、解釈する個人の能力。それには,数学的に推論することや、数学的な概念・手順・事実・ツールを使って事象を記述し、説明し、予測することを含む。この能力は、個人が現実世界において数学が果たす役割を認識したり、建設的で積極的、思慮深い市民に求められる、十分な根拠に基づく判断や意思決定をしたりする助けとなるもの。
★科学的リテラシー
思慮深い市民として、科学的な考えを持ち、科学に関連する諸問題に関与する能力。なお、科学的リテラシーを身に付けた人は、科学やテクノロジーに関する筋の通った議論に自ら進んで携わり、それには科学的能力(コンピテンシー)として、「現象を科学的に説明する」「科学的探究を評価して計画する」「データと証拠を科学的に解釈する」を必要とする。』とあります。
引用:OECD 生徒の学習到達度調査(PISA) Programme for International Student Assessment
2018 年調査国際結果の要約~ 令和元(2019)年12月文部科学省 国立教育政策研究所より
それぞれの内容をしっかり読んでいくと、15歳で身に付けておきたい能力・資質は、私も含め、社会になんらかの形で参画しているわたしたち大人も、社会や人とのつながりの中でさらに身に付けていかなかればならない力だと痛感しました。
そして、新しく出題されたコンピュータ使用型読解問題に58歳の頭で挑戦しました。読解力の定義に基づいて、①情報を取り出す力②内容を理解する力③評価し、熟考する力が問われています。資料についても、①教授のプログ②プログで紹介をされた書物③書物を読んだレポートの3つの資料が、ばらばらではなく、関連して出題されています。そして、コンピュータ使用型として、回答でも記述問題の①入力、表を完成するための②ドラック&ドロップなどの知識・技能も求められています。
小杉小学校の1年生が9年後にこの問題を解けることが、国際基準と言われる学力・社会になるのであれば、どんな授業を子どもたちのために、考えていけばよいのだろうか?今回のPISAA調査も考える材料にしていきたいと思いました。まずは、教職員に解いてもらおうと思っています。
興味のある方は、www.nier.go.jp/kokusai/pisa/などで問題や分析を読んでみてください。なかなか興味深い内容で、自分で分析することで、ニュースや新聞を鵜呑みにせず、自分のフィルターで一度、批判的に考えることができると思っています。そして、高学年の子どもたちにはそんな学習を通して本物の学力をつけてあげたいな~といつも思っています。
*おまけのコラム
12月7日土に、本校を会場に、文部科学省の若手職員が自主的に企画運営している教育ミニ集会が行われました。神奈川県内・埼玉・中には大阪の新設中学校の校長、副校長、学校事務職員、大学生、教育民間企業の方々が60名以上集まり、それぞれの立場から教育について、グループで自由に話し合いました。2018PISA調査、教育ミニ集会と仕事がらではありますが、土曜日のお休みにひたすら教育について考え、頭がオーバーヒートしてしまいました。学校目標「自ら学び、自分を振り返る子(校長)?」といことで、いつも以上に振り返りの文章が長くなってしまいました・・・

校長コラム 冬の通学路

天気予報士が外の中継から「今日は都心でも最低気温が5℃まで下がるところがあるでしょう。温かい服装でお出かけください。」と寒さに震えながら伝える快晴の朝。完全防寒着で、朝の通学路へに向かいます。子どもたちの服装も、いつの間にかすっかり冬の装い、子どもたちに挨拶をすると身体の中から温まってきます。しかし、立っていると、足元から寒さがじんわり伝わってきます。いくら上着を着込んでも、足元は運動靴のソール一枚です。やはり、いつも何か詰めが甘いのです。
 ふと、見上げると真っ青な空、タワーマンションの上層部から日が当たり、これから、徐々に地上に降りてくるのしょう。ビルとビルの間から光がレザーのように差し込んでいます。ビルに乱反射する光もあります。『美しい』
足の裏全体から、確実に寒さがそろりそろりと伝わってきます。あとどこくらいここで待っていると、私にも光が届くのだろうかと考えてみたりします。遠い記憶のどこかで、同じように何かを待つ心地のよい感覚、ひとり山や海に対峙して大きな自然を感じた若い頃の記憶です。冬の凜とした寒さはそんな記憶を都会の中でも呼び戻してくれます。
「おはようございます」子どもたちの声、「寒いのにありがとうございます」保護者ボランティアの方との挨拶。8時30分、門に立っている養護教諭と児童支援コーディネーターと遅刻している子がいないか確認をして、教室をふらふら覗き、職員室へ戻ります。
 温かい職員室に入ると、身体が素直に緩みます。そして、熱いコーヒーを一杯、身体に流し込み、学校がスタートします。
 ★冬の登校のお願い
朝冷え込みが強くなり、ジャンバーやコートに手を入れて登校する児童が多く見られます。見守りの交通安全員さんからも「気をつけた方がいいですね」と注意喚起をいただきました。特に低学年で、転んで手が出ずに、けがをする事例が他校でありました。手袋をお子様に合わせて(真冬でも薄着でも大丈夫な子もいます)準備をお願いいたします。また、朝会でも明日子どもたちに話しますが、本校では、通学路の安全のために、小杉帽をつくり着用をお願いしています。朝、かぶらない子、忘れたという子が数名います。また、家を出るのが遅いと子どもはどうしても間に合うように走ってしまう様子があります。命を守ることは最優先です。その都度、声かけをしていますが、ご家庭でも寒さが厳しくなるこの時期、早起き、小杉帽子、手袋などの声かけをお願いいたします。
冬休みまであと学校生活も17日となります。登下校の安全に今一度ご協力をお願いいたします。

校長コラム PTA主催「第1回わんぱく博覧会」参加ありがとうございました

土曜日は、前日から続く冷たい雨の中、第1回わんぱくに多くの子どもたちと保護者の皆様のご参加をいただき心より感謝申し上げます。
 PTA夢プロの皆さんの「子どもたちが楽しめる手作りのお祭りをしてあげたい」「開校1年目でお祭りがないと子どもたちがさみしい気持ちになる」「今できることを、子どもたちのためにやってみよう」の思いがひとつの新しい「かたち」になった1日と感じました。
 学校としてもPTAの一員として、どんな協力ができるか本当に手探りでスタートしました。今年度は1月に行われる開校記念式典や教育課程作りの1年目ですので、教職員にも保護者にも大きな負担にならないように、調整役として、PTA会長と目的と方向性をそろえながら、全体に伝える方法など何回も校長室で話し合いました。1年目で十分でないこともあったと思います。
 しかし、当日は、担当の保護者の方々がそれぞれの得意なことを通して、子どもたちと同じ目線で一緒に活動をしてくださっていた姿に温かいものを感じました。子どもたちも自分の興味のあるワークショップで友達同士、あるいはお父さんやおかあさん、あるいは、おじいさん、おばあさん、弟や妹さんと一緒に笑顔で活動している姿にたくさん出合うことができました。外は、冷たい雨がずっと降っていましたが、午後の自由な温かい雰囲気を感じられる土曜日となりました。
 今後、PTAよりわんぱくのアンケートを行うことをお聞きしております。是非、来年につながるたくさんの感想をお聞かせください。心よりお礼を申し上げます。

★おまけのコラム
 落語でもおっちょこちょい、あわてんぼうの主人公、粗忽者は欠かせない登場人物ですが、私も子どもの時から、かなりの粗忽者です。
 土曜日の日課でひげ剃りの掃除をします。いつものように、上部と本体を分け、ブラシを掛け、水洗いをしました。はやく渇くように、テッシュに包んで洗面所におきました。日曜日の夕方、明日に備えて、ひげ剃りをセットしようと思いましたが、なぜか洗面所の定位置にありません。自分の机かどこかにおき間違えたのかな?と思いつつ、机、トイレ、寝室のベット・・・・家中を探し15分、まさかと思い、ゴミ箱を覗く。まさかと思い、手探りで探すと、当たりくじに当たったように、ひげ剃りの上部が出てきました。「また、やってしまった!」と思いつつ、さて、本体にセットをしようと思うと、今度は、肝心の本体が見当たりません!!再び、家中を大捜査15分・・今度は、なんとベットの布団の中にありました。ひげそりをセットするのに30分もかかってしまいました。
「カチャ」
心地よい本体と上部が合体された瞬間、なんとも言えない切なさとあきれた自分の性格にいつも苦笑いをしてしまいます。本日から6年生と修学旅行へ行ってまいります!子どもたちとともに、また一週間が始まります。

校長コラム AIR MAILとE MAIL

エピローグ
ソーシャルメディアなどの情報がなかった時代、映画館で観る作品との出会いの楽しさについて、ある社説を読み、ふとAIR MAILを懐かしく思った。
はじめて海外からの手紙をもらったのは、大学生の時である。はじめて見た海外の切手になんとも言えない距離を覚えた。切手一枚を手がかりにその国を想像した。この手紙がその国のポストに投函され、郵便配達の人が運び、船あるいは飛行機で日本まで運ばれ・・・私の手元に来る。一体何日の旅だったのだろう。そっと封を開けると見慣れた知人の文字が出てきた。
1990年代香港日本人学校に赴任していた時、お世話になった校長からAIR MAILが届いた。「AIR MAILを人生ではじめて出しに郵便局に行った。案外簡単なんだな」と文面にあった。吹き出してしまったが、ありがたかった。

11月になり全国から本校への視察が多くなってきました。視察を受けて説明することで小杉小学校の開校から8ヶ月の教育を自分自身が振り返られることはたいへんありがたいことです。今本校で注目されているのは、教員の働き方にかかわるペーパレスの取組やICTタブレットの活用であることが多く、3つの学校目標を育てる生活科や総合的な学習の時間の取組については聞いてくれないことがが残念でなりません。現在、HPで公開している前期学校評価でも回答をさせていただきましたが、これからの学力の土台となる情報活用能力を子どもたちにつけていくために、体験学習や書く力をつけるノートづくりとタブレットPCの学習をバランスよく授業の中で行っていくかが大切と考えています。
E MAILは、国を瞬時に超え、スピード感をもってやりとりができます。一方、手紙は、一手間の中に、人と人とつながる温かさ思いやり、長文を書く構成力などが身につきます。人が学ぶ、人がつながる不易の教育を自分としてはめざしていきたいといつも視察を受けて感じているこの頃です。
E MAILとAIR MAILで例えるならば、現在、HP上で公開している前期学校評価の結果のまとめがE MAI Lです。12月20日(金)に計画している「みんなの小杉小学校座談会」がAIR MAILです。小杉小学校の学校づくりについて、教育内容、PTA活動、通学路、行事など、保護者同士、保護者と校長・教頭・教務が顔を合わせ、話し合っていきたいと考えております。是非、午前10時、夕方6時30分の2回実施いたしますので、多くの保護者の皆様の参加をお待ちしております。

校長コラム 学年を越えて、大いに体を動かし、歌い、踊り・・

先週、中休みに運動委員会の企画による456年生のドッジボール大会が行われました。56年生が多少手加減をしてくれたのか、実力なのか、4年生が勝つゲームもありましたが、2Fデッキから応援する友達や教職員の姿もあり、大いに盛り上がっていました。
また、今週の朝会で校歌のお披露目があり、56年生が校歌の合同練習を行っていました。表情豊かに気持ちよく歌う、子どもたちの歌声には驚いています。校歌の一番は、朝、友達と登校する子どもたちが光あふれる校舎に入っていく情景、2番は晴れわたる小杉のまちとそこで未来に向かって育つ子どもたちの姿が歌詞に込められています。アリーナに響く歌声、一緒に小さく口ずさみながら、すでにうるうるしている自分がいました。これから1月の開校式典でのお披露目を目標に、1234年生が加わり全校練習を進めていきます。さらに、12日の中休みに、中央エントランス舞台で、ダンスクラブのオープニングで、中原区在住の画家 垣内宣子様から寄贈していただきました絵画の紹介を、ご本人をお招きして行いました。一流の作品にふれ、絵画や海外(イタリア)への興味が広がってくれると嬉しく思います。
暦の上では冬を迎えましたが、子どもたちには、大いに体を動かし、歌い、踊り、スポーツ、音楽、美術を楽しんでほしいと思っています。
★12日(本日)、ご家庭に11月23日の土曜日参観、PTA主催わんぱくのパンフレット、学校評価をもとにした「小杉小学校座談会」のお知らせを配付いたしました。土曜日参観の全校人権授業、PTAわんぱく、学校評価をもとにした座談会、ひとつひとつが新しい試みです。うまくいかないことは必ずあると思っています。しかし、子どもたちが育つ、これからの未来につながる「何か」を模索しながらまわりの「人たち」と作り上げていく、大人としての姿勢をほんの少しでも見せていけたらと思っています。  
新しい学校だからこそできることを信じて取り組んでまいりたいと考えております。是非、ご理解ご協力いただき、一緒に「The Kosugi Style」にご参加ください。
★大人も子どもも体調を崩しやすい季節です。まちは人々が寝ている間に、あっという間にクリスマスの飾りで彩られています。風邪など引かずいつも健康とささやかな笑いがありますように。

校長公孝ミニコラム ゆっくり ゆっくり 歩こう

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 発達障害を診るスペシャリスト 精神科医 本田秀夫氏を観ました。本田氏の発達障害のある子どもたちへの接し方、「何が普通か」という自身への問いをもち続け、子どもたちの考えをひたすら聞く、問われたことに笑顔でこたえる姿に感銘を受けました。
養護学校で教えたある子と重ね観ていました。こだわりが強く、集団には全く入れないその子と、中学部2年の宿泊学習では、3日間一対一で過ごしました。就寝後に二人で海に出かけ、銀玉鉄砲を打ちに撃ったり1時間もお風呂に入り私だけがのぼせたり、とにかく一緒に過ごしました。怒ったときは身体を張って抑えざるを得ないこともありました。
あれからもう20年、彼も30歳を過ぎました。今は自立してアパートを借て一人暮らしをしています。どうしてもバスの運転手になりたいという夢をもち続けています。定期的に、朝6時ぴったりに電話をしてきます。職場での人間関係のたいへんさを話すこともあります。たまに、公孝先生はどう?と聞いてくれるようになりました。大好きな自動車のカタログを定期的にわざわざ自宅まで届けてくれます。我が家の車はもちろんそのメーカーです(笑)。チョコレートが嫌いで、カタログのお礼はいつもおせんべいです。3月31日の人事異動にはいつも私やお世話になった教職員の異動を心配してくれます。そんな彼との長いつきあいがこれからもずっと続くように思います。
「ゆっくりゆっくり歩こう」「今打っている一手一手に、可能性の芽があることを信じる」笑顔の本田氏の言葉に心が揺れました。

校長公孝ミニコラム 赤ペン 

 前期振り返りに子どもたちに学校目標について校長からの宿題を出しました。
今、一人ひとり読んで、学年ごとに少しずつ返しています。「370人ぐらいだったら、赤ペンを入れて返してあげよう」と軽く思って、5、6年生から読み始めたのですが・・・これがなかなか読み応えがあり、一人ひとりの内容の違い、ここまで振り返りが書けるんだと関心したり、この子もっと書けそうなんだけどなと考えたり、文字の丁寧さや内容が気になってきてしまい・・・思ったより時間がかかることに気がつきました。今は、1年生を読んでいます。こうちょうせんせいからのしゅくだい「あなたが、かかりやとうばんで、がんばったことをおしえてください」学級担任が授業で、おそらく「これは校長先生が読むから、丁寧な文字で気持ちを込めて書いてください」「先生も大切に届けます」としっかり指導をしていることが想像でき、どの子も習ったひらがなを丁寧に気持ちを込め、しっかり書いてくれています。
 感想を読むと思わず笑ってしまう1年生らしい豊かな表現がたくさんありました。
大人でも難しい給食の盛り付けは、背の高い人は多く、背の低い人には少なくもるとうまくいく。お皿半分ぐらいでぴったりになる。床をきれいにしたら、教頭先生に褒めてもらった。黒板かかりは、学校にはやく来て予定を書いている。電気がかりは「ぱちぱち」ときれいな音がする。配りかかりは、たくさんの配るものがあって楽しい。れつがかりで、みんなをちゃんとこんとろーるした。なかには、次やる友達へのアドバイスまで書いている子もいました。
どれも毎日の係りや当番の体験からくる表現で、素直で力強く、働くことの本質に触れる内容もあり、赤ペンを入れながら、自分の仕事楽しいと言える?誰かに褒めてもらえるとやはりやる気がでる!人前で話すことは、いくつになっても緊張するものだと同感してしまいました。
 さて、この赤ペン作業、まだまだ終わりが見えません。しばらく返却までお待ちください(汗)
*立派だった6年生
 地区別運動会に6年生13名で参加しました。西丸子小、今井小、上丸子小、中原小の他校はどの学校も100名を越える規模です。必死に競技する子どもたちの姿を見て、応援にも力が入ります。教職員と保護者の方も応援に駆けつけ、精一杯応援しました。
緊張するスタートや負けた悔しさなどたくさんの感情があったと思います。しかし、終わったあと、力を出し切り、「さすがに、疲れた」といいながら、すがすがしい表情の子どもたちを見るに、応援する方も、大きな集団では味わうことができない、一人ひとりにエールを送れた満足感がありました。
6年生のみなさんへ
「あななたちは立派です。誇りに思います。卒業まであと5ヶ月!小杉小学校で一緒に豊かに生きよう」

校長コラム 授業

本校では、全員の学級担任が、学年ごとに年1回授業を公開して、提案された授業についてみっちり協議を行っております。先週の金曜日は、2年生の授業研究が行われました。
今回は、生活科「おもちゃづくり」の授業でした。生活科は具体的な活動や体験を通して、自分の課題に対して試行錯誤しながら、気づき、考え、もう一度行い、学んでいく教科です。3年生からはじまる理科や社会などの見方や考え方の土台をつくる1、2年生の重要な教科です。
2年生の3クラスは、小杉ホール、生活科教室および前スペース、学年オープンスペースを十分に活用して、子どもたち一人ひとりがダイナミックに学習に取り組んでいました。
一人で黙々と取り組む子、3人が集まりリーダーを中心に役割を分担して、一つのおもちゃをつくろうとするグループ、4人が集まるもののぞれぞれのおもちゃをつくり、場面に応じて相談するグループなどあらためて、低学年の子どもたちの「学び方」を知ることができ、たいへん有意義な研究会になりました。 
反省会では、提案授業が終わり、ほっとした表情をする2年担任の顔を見て、「やはり学級担任はいいものですね」と講師で生活科・総合的な学習の大家である横浜国立大学の大内先生と話していました。そして、自分たちが学級担任だった時の授業や子どもたちのことについて話が弾みました。
巡り会った子どもたちとつくる授業、「すべての子どもの在り方を受け入れ、自分の授業をつくる」長年、授業を提案し続け、今も大学で、次の人材を情熱をもって育成されている大内先生の言葉に授業づくりの大切な姿勢が凝縮されているように思いました。
*10月25日(金) 5時間目 13:30~ 「全学年打楽器体験・鑑賞会」
10月号の学校だよりでもお伝えしておりますが、今週金曜日、世界で活躍されている日本、韓国、リトアニアの演奏グループ「福本純也Boylston Jazz」によるラテンやジャズの演奏と打楽器の体験を行います。全校で音楽の素晴らしさを体験したいと考えております。会場はアリーナで余裕もありますので、保護者の皆様も興味のある方はご参観ください。参観される保護者の方は、IDとうわばきをご持参いただき、直接アリーナへお越しください。

後期始業式 当たり前の日常を大切に

 甚大な被害をもたらした台風19号、本校も避難所開設され、日頃の備えの大切さといくら準備をしてもそれを超える自然災害が起こるということを実感した2日間でした。
 学校からは、川崎市の動員参集により教頭が12日明朝、自宅から走って学校に行き、中原区役所、町会町の方々と準備を進めました。台風の接近にともない避難指示により670名もの方が避難され、一夜を校舎内で過ごされました。地震では1F部分のアリーナ及び特別活動室などを開放する計画ですが、洪水警報ということで、アリーナから校舎2F~4Fを開放しました。
 私は台風が通過した明朝、横浜の自宅から自転車で学校に行き、避難所開設の長期化に備え教頭と交代をしました。学区にかかわらず多くの方が避難されており、避難所開設委員会の方と話し合ってきたマニュアルや体制は、災害の種類や規模及び平日と休日で全く違うことを痛感しました。また、一晩でも疲れた教頭や区職員の顔を見ると、これで人命や住宅に災害が起き長期化した場合、学校再開までどのような時間と労力が掛かるのだろうかと考えてしまいました。
 想定外のことが起こることを前提に、命が最優先された時、何をすべきかを集まった人たちで考え、判断し協力し合うことが何より重要であるか、そのためには、普段からの顔が分かるつながりがいかに心強いかを感じました。
*本日、後期始業式が行われました。式では、川崎や全国で被災された方や学校が再開できない県や地域があることを子どもたちに伝え、黙祷を全校で行いました。いかに「当たり前な日常が、愛しく大切なものであるか」をかみしめ、後期も子どもたちと生活をしていきたいと考えております。保護者・地域の皆様よろしくお願い申しあげます。

校長公孝ミニコラム 口慎めば 心和む

どんな仕事であれ、相手から質問を受け答えたり、相手に納得してもらうために説明したりします。なんとか相手に理解してもらおうと、たくさんの言葉を重ねてしまうことがあります。知らないうちに、自分の考えを早口で話していることがあります。立場で、相手は「わかりました」と言ってくれることもありますが、またやってしまったと反省することが多々あります。自分の余裕のなさの裏返しです。
90近くなった両親が暮らす実家のトイレに、母の文字で「口慎めば 心和む」という小さな札が貼ってあります。用をするたびに、目に入るその札は、年月で色あせています。あまり小言をいわない母の四人息子への「こういう男になりなさい」という願いなのか、頑固な父へのささやかな抵抗なのか、知らないうちに言葉が自分の身体に入っています。
今は、毎日わさわさ過ごしている生活が、自分らしいとは思いますが、口数少なく人を和やかにできる人、一緒にいて居心地のよい人、そっと話を聞いてくれる人に憧れをもっていることは確かです。
今週も満員電車に揺られ月曜日が始まりました。「口慎めば 心和む」
・先週、登校のとき、急に雨が降ってきた。1年生の男の子と女の子が相合傘をしていた。どちらから誘ったのだろうか、どんな言葉をかわしたのだろうか、傘を差し出す仕草だけでそっと入ったのだろうか、小さな身体を自然と寄せ合い、見ているだけでほほえましく感じた。そして、少しうらやましかった。

校長公孝ミニコラム 秋の交通安全運動 ~保護者の通学路見守りがはじまりました~

秋の交通安全運動に合わせて、9月24日より保護者の通学路見守りがはじまりました。懇談会で説明をさせていただきましたが、①~⑤のポイントごとにチームをつくり、登校を中心にシフトで見守りをしていただいております。保護者の中には、下のお子さんと一緒に見守りをしていただいている方もおり、感謝の気持ちで一杯です。また、⑤のポイントの学校前の十字路では、警察官2名の方が見守りをしてくださっていました。あたらめて、多くの大人の目があることが、子どもたちの大きな安心につながると感じました。保護者同士で挨拶をされたり、子どもたちが見守りの方に挨拶をしたり、朝の風景が変わりました。
保護者の見守りについては、完全なものをめざさず、できる日に、できる時間内で行うという考えで進めていきたいと考えております。もし、ご協力していただける方は、学校まで連絡帳や電話でご連絡をください。よろしくお願いいたします。

読書の秋に一冊に出会おう
中休み、図書室に行くと、多くの子どもたちが本を借りて思い思いに読書をしている姿はよい風景です。他の学校では図書室は校舎のはずれにあることが多く、本校の中央階段2Fに図書室がある設計はやはりすばらしく、利用率はたいへん高いと思っています。
さて、読書ですが、低学年では、内容にとらわれず、読みやすいものから活字にふれる習慣づくりが大切です。中高学年では、ボリュームのある本に少しずつ挑戦してほしいと思います。56年生で行われる学習調査国語の問題でも、「かなり長い文章をまとめて読み解く力」が問われています。よい読書習慣がすべての教科につながる読解力とともに、文学や芸術、科学、歴史などの分野への興味づけにつながると思っています。10月の朝の読書タイムでは子どもたちが、それぞれの本を開き学校中がし~んと静まる15分になるようにしたいと思っています。
*今読んでいるのは、皇帝フリードリッヒ2世の生涯、塩野七生、上下600ページのハードカバー。読書欲よりも眠気が強く、中世シチリアに思いを走らせる前に・・・ベットの上で、本を開いたまま寝てしまう秋の夜が続いております・・・。
読書ボラのみなさん、いつも子どもたちのために、ありがとうございます。

校長公孝ミニコラム 子どもたちと一緒に過ごした3日間 ~学校目標で振り返る~

 先週、5年生と八ヶ岳に2泊3日の宿泊学習に行ってきました。5年生の一大行事であり、学校全体でも大きな行事の一つです。子どもたちと一緒に過ごした3日間を、本校で大切にしている学校目標をもとに、私なりに振り返りたいと思います。

①自ら学び、自分を振り返る子 ~しおりを見て行動してください~
自然教室に行くと、それぞれの学校の指導の様子がわかります。私も若い頃は、教員が集団を時間で動かすことを意識しすぎて、プログラムごとに次の指示を出していました。一見集団として動いていますが、子どもたちの自主性は育ちません。今回、担任は指示を極力出さす「しおりを見て行動してください」と指導していました。身の回りの整理する力や時間を意識する力は子どもによってちがいます。どこで自分で気がつき行動できるかを私もじっくり見るようにしました。おとなしいのですが全体を見て、的確に行動できる子、なかなか自分で気がつかない子もいます。そんな時は、友達関係の中で「おい時間だぞ」「◎◎さんを助けてあげよう」という声で動き出すことが貴重な経験となります。学校とは違う慣れない環境で、ひとりひとりの子どもたちが、自分で考え、行動する場面がたくさんありました。
②違いを認め、力を合わせる子 ~入笠山登山~
川崎が雨だった2日目、八ヶ岳では、薄日がさす朝を迎えました。「よし、入笠山へ登れる」私も気持ちが高まりました。私は、最後尾のグループの子どもたちと一緒に登りました。山登りの経験のある子、サッカーをやっている子、山登りが始めての子、そもそも虫が苦手な子・・当然歩く力も違います。途中、「もうだめだ!」「いつまで続くの、なんだよこの岩場」「あ~、ソフトクリーム食べたい!プリンアラモード食べたい!」「どうして迂回コースに行かないのよ」「あと少しだよ」「○○さん、ここで休もう」「だんだん慣れてきたかも」「電車みたいになって、つながって疲れた子を押してあげた方が楽だよ」「あ~霧だ、天然ミストだ。気持ちがいい」など、にぎやかで喜怒哀楽に満ちた会話と行動そのものが、違いを認め、力を合わせる子の姿でした。
文句や愚痴、励ましを言い合い、でもゴールに向かって「気持ちは絶対に折れない」チームの素晴らしさ、将来、大人になっても大切な姿だと思いながら、一緒に歩いていました。

③役割を担い、学校をつくる子 ~火を起し、野菜を切り、みんなで食べ、かたづける~
野外で、カレーづくりの火を起し、野菜を切り、みんなで食べ、かたづけることが、3つ目の学校目標につながると思います。それぞれの役割をこなさないと、カレーを食べることができない。明確な目的が、まさに子どもたちに火をつけていました。今回、火起しがたいへんスムースだったため、何十回も宿泊にきていますが、どのグループもごはんをたいへん上手に炊くことができました。特に、最後の後片付けを全員が心から一生懸命に取り組んでおり、正直、じ~んと感動してしまいました。

なんて気持ちのよい子どもたちなんだろう!これが3日間の私の感想です。教職員の反省会では、安堵感と心地よい疲れもあり、この年で、手作り月桂樹をかぶり火の神様になったり、子どもたちと手をつないでマイムマイムを踊ったりできる仕事はそんなにないよと教職員と笑顔で3日間を終えることができました。帰着の際には、多くの保護者の方が学校に来てくださり、子どもたちとともに私たちにも励みとなりました。5年生の保護者の皆様には、心よりお礼を申しあげます。

★おまけコラム ほっとできる秋 ~車内、風下物語~
秋と言えば、さんま。落語の定番、目黒のさんま。風下にいると、さんまのけむりと焼かれる香りに食欲がそそられる季節となりました。
話は変わり、通勤の車内。夏、大汗をかき、扇子で涼を求める私と同年代の大柄な(やや)(かなり)太られた方の「風下」に立ったり、座ったりすることがございます。細く小柄な私は、逃げたくも逃げられず、ほのかな香りと扇子を動かす力学的な熱量が伝わってくるようで通勤の厳しさが増します。朝の武蔵小杉駅の風景は変わりませんが、涼しくなり、車内で風下物語が終わり、少しほっとできる秋を感じております。風下は、不漁で高値でもさんまに限ります。

校長公孝ミニコラム 秋祭り

東京永福町、大宮八幡神社近くで育ちました。この季節、秋祭りが楽しみでした。家が神社につながる道沿いに面していたので、家の窓から顔を出すと、いつも遊んでいる境内には、夜店が左右2列に並び、中央には、人の帯が神社の奥まで続きます。自宅兼建築事務所の我が家には、近所の知り合いがにぎやかにお酒を飲んでいる2日間となります。小学生の当時、祭りの夜店で「型ぬき」(ちいさな小麦板に動物などのかたちが描かれ、針でまわりを少しずつ削り、そのかたちを割らずに完成させると難度によって景品がもらえる)が男子の中で人気でした。今思うと、まさに子どもだましの夜店です。なぜか、早朝、弟と割れていない「型ぬき」が落ちていないか、境内に探しに行ったことを今も覚えています。何でそんなことをしたのか?解読不明の男の子の行動です!なんとも素朴な昭和40年代の小学生でした。
 さて、先日、町会長様が学校にお越しになり、今週14日、15日に行われる小杉神社の秋祭りのポスターとともに、子どもたちのお祭りの参加、および子ども神輿や山車に参加してくれる子どもたちの依頼がありました。15日(日)の本宮では、神社大神輿、町会神輿・山車渡御が小杉のまちを練り歩き、小杉神社へ向かいます。中原区役所出発午後1時20分、小杉小学校を通り、こすぎ公園には午後2時ごろに到着する予定です。
数年前、教育センターで、6年生が受ける全国学力学習状況調査を分析していた時、「地域のお祭りや行事に参加したことがありますか?」という質問調査に対して、川崎市の子どもたちが、全国の6年生と比較するとかなり低い回答率でした。小杉神社の祭りが、古い歴史と伝統のある年中行事であることを町会長や地域の方にお聞きする中で、子どもたちにも一度は体験をしてほしいと感じています。14日、15日と2日間ありますので、お時間があれば、是非ご家族で秋の一日をお過ごしください。私も、実りの秋を祈願して参加したいと思っております。

★快晴のもと、2年生と一緒に品川水族館の見学にいってきました。校長として、校外学習にいくことは、学年の子どもたちとたっぷりふれあうことができる楽しみな一日です。子どもたちには、「今日は、算数や国語がなくて、これで宿題が出なければ、最高だね」などと会話をしながら、名前を覚えたり、学年や学級全体の様子を観たりする大切な時間でもあります。楽しむ場面では楽しみ、マナーもよく2年生の成長を感じることができました。

校長公孝ミニコラム 教室をまわる

学校が始まり一週間が過ぎました。先週は出張が重なり、子どもたちの様子をゆっくり観ることができず、気持ちが落ち着かない一週間でした。校長としての外部の仕事もあり、夏休み明けは我慢の一週間と自分で決めております。今週から給食も始まり通常の時間割になります。学校にいる時は、できるだけ授業の様子を観るように心がけていきたいと思っています。すべてのクラスをまわるので、教室にいる時間はまちまちですが、校長として観る視点を2つ決めています。
まず、「教室がすっきりしていること」です。教師経験30数年の動物的感覚ですが、入った瞬間にすっきりした印象があるかです。子どもたちの荷物が落ちていないか、教室掲示がはがれてないか、筆箱の約束が守られているかな、正しい姿勢かなどです。「筆箱の中見せてくれる」と声をかけ、小杉小の約束である鉛筆5本、赤鉛筆1本、鉛筆が削れているか、消しゴムが多くないかを観てまわります。できている子には、「すばらしい、つづけようね」と声かけして意識させます。逆に、消しゴムが3つ入っている子には「3つ必要かな」と考えるように声かけします。先週、2年生のクラスをまわりましたが、見せてもらったすべての子どもたちの筆箱が花◎でした。各クラスのすっきりしたクラスの雰囲気が、学校全体の学習に向かう規律につながると考えています。
2つめは「クラスの笑いの質」です。授業はいろいろな学習形態で行われます。全体の話し合いやグループの話し合いで、子どもたちは友達の意見に反応をします。話した内容に対して、興味があったり、意外だったりすると、子どもたちは実に質のよい笑いと笑顔を見せます。しかし、ある子が話した意見に対して内容でない笑いがあることがあります。授業での子どもたちの笑いや笑顔の質が大切です。この2つの視点は、自分が学級担任の時に何より大切にしてきたことです。担任にアドバイスできることは限られていると思いますが、教室をまわって感じたことは、担任に素敵な場面は褒め、気になった場面は素直に話すように心がけています。特に、夏休み明けは、様子が変わった子やなんとなく元気がない子がいないか、注意を払っていきたいとと考えています。ご家庭でも夏休み明け、気になることがございましたら、遠慮なくまず、担任まで連絡をいただきたいと思います。


校長公孝ミニコラム 夏休みの思い出

「夏休みの思い出」というタイトルを掲げましたが、文章が浮かびません。「夏休みの思い出」という言葉には、今も青春の切なさを感じます。特に、高校時代は、部活や進路に悩みながら、もちろん恋などできず、甲子園で活躍する同世代の球児たちを、自分とはあまりにもかけ離れた存在として漠然とテレビ中継を観て過ごしていたように思います。そして、お盆が過ぎ、たいした夏の思い出もなく、8月最後の週になると一気に学校の準備をしなければなりません。しかし、どうしても自分の気持ちと行動が追いつかないまま、夏休み最後の8月31日に、一人で湘南の海に行っていたことを思い出します。(そんなことをしていた高校生が当時他にいたのか知りませんが、私はそんな高校生でした・・)それから40年、今は、湘南の海よりも、朝のんびりランニングをして、自宅で好きな本を思いっきり読むことが何よりのご褒美と感じた夏休みでした。
さて、夏休みが終わり学校が始まりました。子どもたちとは、人生の中で生きている時間帯が違いますが、子どもたち一人ひとりが、考え、笑い、喜び、時に、悩み、その過程の中で成長できるように力になりたいと思います。実りの秋に向かって、みんなでスタートしましょう!保護者・地域の皆様、前期後半もよろしくお願い申しあげます。
★この校長コラムのコーナーですが、教職員の前期振り返りで、独立したコーナーになることになりました。一部の意見では、小杉ライブラリーの中では、校長の文章は長い(笑)という的確な?意見があったようですが、これからもこつこつ続けて行きたいと思います。読んでいただいた方と何かの折りにお話ができ、その方と距離が近くなることができたら、それだけで嬉しく、続けていく価値があると思っています。

校長公孝ミニコラム 個人面談を終えて

29日まで行われた個人面談へのご協力ありがとうございました。夏休み前までの学校生活・学習の様子やご家庭での様子を学級担任と保護者の皆様が共有する大切な時間と考えております。個人面談期間の午後は、教職員全員で開校4ヶ月間の振り返りを行いました。授業参観・懇談会や個人面談についても、保護者の方とはやい段階で顔と顔がわかる関係になるようにするために、時期や方法についても話し合いを行いました。また、保護者IDも学年で色分けして氏名も書いていただくようにする、教育相談日を設定して相談しやすいようにするなど具体的な改善について検討しました。夏休み期間は、前期後半および後期の学校づくりを教職員全員で時間をかけて確認していく大切な期間と考えています。
また、個人として振り返ると、開校準備担当として年が明けてから走り抜けた7か月間でした。4月、子どもたちとやっと出会えた喜びと一緒に働く教職員を迎えた時の安堵感を忘れることはできません。そして、保護者の皆様ともPTAボランティアや通学路の見守り、来校した時のあいさつなどを通して、少しずつ関係が広がっていることをうれしく感じています。「人と人がつながる温かな環境」を子どもたちのために作っていきたいと考えております。
*4月より校長コラムを読んでいただきありがとうございます。稚拙な文章で公開することに迷いもありました。しかし、校長として「学校づくりの考え」を保護者に伝えることは大きな責任です。また、日常で感じた子どもたちの素敵な姿や学校以外の場で私自身が感じたことを素直にお伝えしたいという気持ちがあります。夏休みは少しお休みをいただき、前期後半からも続けさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
*7月21日~23日の3日間、特別支援学級の子どもたちと教職員、約500人で八ヶ岳少年自然の家に宿泊学習しました。子どもたちと大部屋で一緒に生活して、養護学校に勤務していた頃の自分が蘇ってきました。教えるのではなく一緒にする。その子の仕草や言葉から思いを想像する。

校長公孝ミニコラム グローバルルーム

 昨年の5月、本校の教育課程のモデルになった京都市立御所東小学校に行きました。京都市は英語教育を先進的に進めている指定都市で、新設校であった御所東小学校では英語専用の教室(イングリッシュルーム)がありました。英語の専科教員も配置されており、その設備と教育内容に圧倒されたことを今でも覚えています。私自身、国際教育という分野の授業づくりに、長年取り組んできました。そのため、本校に常設される英語の専用教室をどのように活用していくかを考えてきました。川崎市は多文化共生や人権尊重教育を大切に取り組んできました。現在、川崎市は150万人の都市です。外国人市民として生活をされている方は約42000人、中原区だけでも5800人の方が働き生活をしています。将来、子どもたちは、国内外に関係なく、多くの国の人々と一緒に働いたり、生活したりする環境が当たり前になってきます。そして、そのことはすばらしいことだと思います。
 子どもたちは、世界の共通言語としての英語を学んでいきますが、言語を学ぶ楽しさは、その国の人と直接コミュニケーションができたり、その国の文化や歴史の魅力に出会い、自分の興味が広がったりすることではないでしょうか。言語の学び方も多様です。私の知人には、イギリス人の恋人を作って飛躍的に上達した人やカラオケに通い流暢な日本語を習得した香港の人などがいます。私も、毎朝、電車で英語の番組を聴いています。武蔵小杉の駅に降りると、今聴いていたセンテンスを忘れてしまう残念な現状ではありますが、努力だけはしていきたいと思っています。誰でもいくつになっても語学を学べる環境が身近にあります。最近、翻訳アプリが飛躍的に進歩しています。どのようなものか英語以外の言語の翻訳機能を使ってみました。ところが、全く『伝わっている感覚』がありません。コミュニケーションは、日本語でも外国語でも『伝わっている感覚』がなにより大切だと痛感しました。この『伝わっている』感覚は、短い文章や平易な言い方でも自分で考えた言葉を何回か相手とキャッチボールすることではじめて感じられるものではないでしょうか。
 外国語ボランティアの方がモンゴル語を含め英語以外の言語を紹介したり、英語で活動を説明したりする姿が、子どもたちにとって、多文化や多言語に興味をもつ大切なきっかけになると考えています。そんな教室空間になってほしいという願いを込め、教室の名前を「イングリッシュルーム」ではなく、「グローバルルーム」としました。外国語ボランティアの皆様、ありがとうございます。
★小雨が降る土曜日、バス待ちをしていると、若いお父さんと男の子が、かき氷が描かれた夏祭りのポスターを見て「かき氷、冷たそうだね」と話していました。「暑い!かき氷が食べたい!」と言える太陽が恋しくなります。電車の中でもマスクをしている方が多いようです。夏休みまで、あと一週間となりました。長梅雨が続いておりますが、一人ひとりの子どもたちが、元気に学校に通ってほしいと思います。それぞれのご家庭でも夏風邪などに気を付けてください。

校長公孝ミニコラム 「for children」「simple」「smile」

 5月に発足した本校のPTAですが、子どもたちのためにボランティアとして学校に来て活動してくださる保護者の皆様の姿が多くなりました。心よりお礼を申しあげます。図書ボラの方は、中休みに合わせて、本の貸し出しと整理を曜日ごとに当番制で活動を始めていただいております。本校は、校舎中央2Fに図書室があるため、休み時間に図書室で本を読んだり、貸し出したりする子どもたちがたいへん多くいます。5,6年生の図書委員の子どもたちもよく活動をしていますが、図書ボラの方がサポートしてくださり、貸し出しがスムースになり、委員会の子どもたちも3時間目の授業に遅れることもなくなりました。また、利用後の本の整理もすっきりしてきました。時々「○○さんのお母さんだ」と知り合いの子が挨拶をして、その声にまわりの子どもたちが気付いて「どうしたの?」「なに?」と輪が広がっています。先週の金曜日は、花ボラの活動もあり、校舎の外の植え込みの除草やプランターの手入れをしてくださいました。ふと、学習室で保護者が活動しているので行ってみると、花ボラの保護者と学習室の子どもたちが、パンジーを押し花にして、しおりやコースターを作っていました。また、夕方から「夢プロ」の保護者がPTA室に集まり、11月23日に行う夢プロの企画について話し合いを行いました。これも今までのPTAと少し違うと感じたのですが、時間に遅れたり、途中でお子さんの迎えがあるために帰られる方もいて、それぞれの都合を大切にしながら、自由な雰囲気で話し合いが行われ、うれしく感じました。また、今週7月11日の中休みと来週18日のジョイフルタイムでは、外国語ボラによる英語の読み聞かせやモンゴル語や馬頭琴の演奏など、子どもたちのための活動が計画させております。英語だけでなく、世界の文化や言語に中休みやジョイフルタイムで体験できる楽しみな企画になりそうです。
 小杉小学校PTAの基本コンセプトである1)子どもたちのために行う(for children)、2)小さな組織で行う(simple)、3)やってよかったと笑顔になる(smile)が少しずつ、少しずつ、かたちになってきていると感じております。そして、このようなボランティア(限られた自分の時間を提供し合う)地味な活動を通して、知らなかった保護者同士、教職員と保護者同士が、まず、何かを一緒にやって、知り合い、やってみてよかったと笑顔になる。そして、活動の積み重ねによって、子どもたちの課題や問題が起きた時にこそ、一緒に悩み、考え合えるような保護者と保護者、PTA、学校でありたいと思っています。時間はかかるとは思いますが、そのプロセスも皆様と共有できたら小杉小学校らしいPTAのかたちができると信じています。
 朝、通学路の見守りから戻ると、いつも1,2年生がテラスで、あさがおやミニトマト、なすなどに水やりをしています。うれしそうに「校長先生、わたしのあさがお、6つも咲いているよ」と話す1年生。毎日の手入れでぐんと成長したあさがおを一緒にながめると、青紫の花はみずみずしく、暑い夏がもうそこまで来ているように感じられます。

校長公孝ミニコラム 子どもたちの「ミライ」

 台風3号のため延期も予定していた6年生の鎌倉見学でしたが、青空のもとすばらしい一日を子どもたちと過ごすことができました。

 先週、校長研修があり教育長より「ミライ」という話がありました。宮前区長としてのまちづくりの経験から、漠然とした未来ではなく10年後の未来を「ミライ」として、学校づくりを進めてほしいという内容でした。確かに「ミライ」は、今から10年前の課題や話題を振り返り、今の自分や学校・社会の有り様から、次の10年を考えることができます。先週からずっと気になっていた言葉でしたが、鎌倉の歴史ある名所を6年生と一緒に歩き、なにげない会話を楽しみ、その姿を見ていると子どもたちが22歳になった「ミライ」はどんな社会や時代になっているのだろうか?と問いが再び浮かんできました。子どもたちは大学などで自分の好きな専門分野について勉強をしているでしょう。ある子は、海外の教育制度の中で学ぶかもしれません。学び方の選択肢も多くなり、その分自分でたくさんの情報を集め、決定することが今より求められます。そして、子どもたちが飛び込み、創っていく社会(家庭・会社・地域)はどんな価値観で、どんな人たちとどのように創っていくのでしょうか?そんな社会で生きる子もたちを育てる小杉小学校は、どんな学校になっていけばよいのでしょうか?学校も会社も多様な価値観の中で、価値観の違いや情報共有の難しさばかりを気にして、従来の方法で解決しようとするのではなく、自分たちの強みを発信して、同時に弱みも素直に認めながら外部の人や組織に相談をする。その相手と話し合うことで、新しい手法や方法が見つかったり、思わぬ人が自分の弱みを補ってくれたりする偶然性も重要になって来るように思います。そして、なにより曖昧で経験のない問題に対しても前向きな気持ちや姿勢でアプローチしていくことが大切になると考えています。開校からちょうど3ヶ月が過ぎた職員会議でも、教職員だけですべての課題を解決しようとするのではなく、個人としても、私たち教職員としても、自分や自分たちの強みを大切に、弱さも素直に示して、助けてくれる同僚や保護者、地域の方とつながっていく、新しい方法(小杉スタイル)を探っていきたいと話をしました。

 建長寺の長い階段を上り、勝上獄展望台から雨上がりの抜けるような青空のもと、鎌倉のまち、その先の由比ヶ浜、材木座の海が遠望できました。子どもたちの近くまでトンビが悠々と旋回し、あっという間にまちの下まで飛んでいきます。サザンオールスターズの大ファンのある子のTシャツを見ながら、懐かしの曲を思い出し、子どもたちにとって6年1組が大切な小さな社会であり、ミライの社会で育つ大切な力を育んでほしいと願いました。そして自分のミライもほんの少し考えてみました・・



*1年生の学年だよりでもお伝えしておりますが、明日、7月3日水の5時間目に1年1組で全市教職員に公開する授業研究会が行われます。開校新設校ということもあり、他校から100名を超える方が参加する予定です。そのため教室ではなく小杉ホールで授業を行います。担任にとって、自分の授業を公開することは多くのことを学ぶ一番大切な機会となります。また、学校にとっても、これからの授業づくりを考えていく貴重な機会となります。子どもたちには、慣れない環境と多くの方の参観でたいへんだとは思いますが、他校の多くの方がかかわり検討された授業を経験するすばらしい機会でもありますので、是非ご理解ご協力をお願いいたします。授業後にはご家庭でもお子様のがんばりをほめてあげていただければ幸いです。なお、当日予定をされておりました水泳指導については、体調管理と授業時数が予備日で十分に行えることから延期させていただきました。他のクラスの保護者の皆様もご理解ご協力よろしくお願いいたします。

校長公孝ミニコラム 「DREAM」そして「授業研究」

 あいにくの雨となってしまいましたが、15日土曜日に学校見学会を行いました。本校の子どもたちとと保護者の姿もありましたが、今回は就学前の子どもたちと保護者の皆様が多く見学に来てくださいました。雨のため、人工芝のグランドやプールを開放できず残念でしたが、図書室での読書、パソコン室での初級プログラミング教室、音楽室での打楽器体験教室、校長の開校秘話ミニトークなどをゆったりした雰囲気で実施することができました。

 また、午後は退職された校長方が約20名、学校見学にいらっしゃいました。現役中にたいへんお世話になった方々で、土曜日の午後にどうしてこんなに緊張するの?と思いつつも、私の話を現職中は拝見したことのない、おだやかな表情で聞いてくださいました。一人の大先輩が、一つ一つの施設をゆっくり歩かれ「ドリームですね。すばしい。まさに、ドリーム」と何回も言っておられました。最近、「DREAM」という言葉、気恥ずかしく言うこともなく、まわりでも素直に口にする人もいないその言葉をお聞きして、雨の土曜日でしたが、本当にうれしく感じました。だんだん小杉小学校の施設が当たり前に感じているわたしたち(教職員と子どもたち)ですが、あらためてこの最新の校舎を大切に使っていきたいと思いました。

 そして、「DREAM」を実現する基盤は、施設を活かした「担任と子どもたちで創る授業」だと信じています。「子どもたちと豊かな授業がしたい!」このことは30年以上追い求めていた自分の夢です。授業をすることがない校長という立場を寂しく感じるも、次の世代を担ってほしい本校の教職員には、授業でたくさん挑戦をしてほしい思っています。今月は川崎市の全市立小学校で教育課程という授業研究のため、4時間授業が2日ありました。すべての教科の授業が他の小学校で行われ、教職員が授業を参観して研修を行いました。今週21日(金)には51組で校内で第1回授業研究が行われます。本校では、3つの学校目標の子どもたちの姿の実現をめざして、来年度、2020年度から始まる新しい学習指導要領に沿って、総合的な学習の時間と生活科の研究を進めていきます。当日は、横浜国立大学の大学生と教職員大学院の方20名も参加して、本校の教職員と議論を進めていきます。さらに、73日(水)は1年1組で情報視聴覚の研究授業が行われ、他の小学校から多くの教職員が本校の授業を参観して研修を行います。授業研究で4時間授業となる日がありますがご理解ご協力をお願いいたします。

*お知らせ*

75日金に、3年~6年生を対象に外部講師による「情報モラル教育」の出前授業を実施いたします。

 講師は、情報・視聴覚センターの指導主事と神奈川県中原警察署の方です。夏休み前のスマートホンやインターネットのマナーなどについて学年に応じた内容で行います。詳しくは、7月の学校だよりでお伝えいたします。

②第1回運動会のスマイルアンケートありがとうございました。628日に運動会ボランティアの方と次年度の運営の改善点や方向性について話し合いを行います。7月上旬にアンケート内容と次年度の方向について、保護者の皆様にお知らせいたします。


校長公孝ミニコラム 言葉を届ける

「いいですか?一回しか話しませんよ。よく聞いてください」

「は~い」

「先生」

「何ですか」

「あの~しっかり聞くので、先生、わかる言葉で話してください」

これは、子ども落語の小咄です。


学級担任だった時、当時の校長に「言葉は伝えるものではなく、相手の心にそっと届けるものですよ。あなたの言葉は、子どもたちに届いていません」と一対一の場面で指導を受けたことがあります。     

黙って聞いてくれますが、子どもたちには、スピード、長さ、声の張り、リズム、間、強弱が悪いと伝わりません。学年によっても内容の量、使う言葉も全く違います。また、文末を強く発音してしまう、え~、あの~が多い、文末に、ねが入ってしまうなど、誰にも話し方のくせがあります。そして、治すには長い時間と努力が必要です。私もICレコーダーに自分の話した内容を録音して、駅から職場までの10分間何回も聞いて、癖と10分間でどのくらいの内容が話せるのか練習をしていた時期がありました。   

何より、聞いている子どもたちの表情やしぐさを敏感にとらえることが、教師の生命線です。先日、あるクラスで授業をしてきた教頭が「昔は、子どもたちの表情やしぐさをぱっととらえて、授業ができたのにな」とぼやいていました。私も「まさに、もはや、さびてしまった!」と二人で苦笑いをしました。   

家庭で、学校で、大人(親・教師)と子ども、大人と大人(夫婦、教師と保護者、保護者と保護者)、子どもと子ども(兄弟姉妹、友達同士)、一回で理解や納得できない時「すみません。もう一度言ってもらえますか」「わかりません」「どういうこと?」「内容がむずかしいです」「早口で聞き取れません」など、普段から言える関係が大切だと思います。よいクラスは、子どもたちが自然にそんな会話をしています。

落語は話し言葉です。「あれ、今日の噺なんだっけ?」としばらくすると聞いた演目を忘れてしまうことがよくあります。年齢のせいもありますが、話し言葉は曖昧で消えてしまいます。内容よりも「見知らぬ人たちとよく笑ったな」という心地よい感覚が残ります。久しぶりに上野・鈴本に落語を聞きに行きました。「なぜ、面白い落語家は、いつ聞いても面白いのだろう?」と仕事がら考えつつ、いつの間にか、その仕草や穏やかな語りに引き込まれています。どっと沸き立つ笑いの中で「せめて、朝会で長~い話だけはやめよう」といつも誓います。

※4年生のある女の子が、1階の広いエントランスをぞうきん掃除をしていました。ところどころで止まって、小さな取りにくい床の汚れを何回も、何回もこすりながら黙々と一人で行っていました。思わず見とれてしまいました。新しい校舎だからこそ、みんなで清掃・整理整頓をしっかりやりたいと思いました。4月に決めた筆箱の基本ルール、各クラスの授業を観に行くとしっかりできている子とそうでない子が出てきました。開校から3か月目、今一度基本を学校全体で確認したいと考えております。家庭でもひとこと声をかけていただければと考えております。


校長公孝ミニコラム 教育実習録を開く

 天候にも恵また第1回運動会を、皆様のご協力ご理解のおかげで無事に終わることができました。特に、PTA役員および運動会ボランティアとして、当日の準備、校内の見回り、後片付けに参加していただいた皆様には、感謝の気持ちで一杯です。はじめてのバルコニーからの参観で、どのような人の流れになるか、ぎりぎりまで検討をし、当日も柔軟に対応してくださいました。次年度は、この内容をもとに時間をかけて参加応募、組織づくりを行ってまいります。すべての保護者の皆様に心よりお礼を申しあげます。教職員も、改めて、小杉小学校の子どもたちの力の可能性を感じることができ、大きな全校行事を、乗り越えた充実感と安堵感に満たされていました。当日が誕生日だった体育主任のお祝いをささやかケーキを囲み行うこともできました。
 翌朝、「あ!あの言葉だ!」と思い出し、本棚に今もある35年前の教育実習録(大学3年で小学校に実習生として6週間教壇に立った時の記録)を取り出しました。すべてが手書きの時代、生意気でさえない自分の実践録に、指導教官のコメントが、赤ペンでぎっしり書かれたそのページに次のような言葉が残っています。
 『教育実践力として世に認識された齋藤喜之学校長の全集から引用文を載せてみたい。教育という仕事は、さびしい、はかない仕事である。教育という仕事は、授業とか合唱とか体操とか学校全体の行事とかの中に、瞬間瞬間に美しい典型を作り出し、子どもたちの可能性を引き出し、子どもたちに充足感、満足感を持たせ、子どもたちをその時々に新しい次元へと発展させていくものであるが、それは、その瞬間瞬間に美しい新鮮なものとして花の咲いたように現われるだけで、具体的なものとして残らない。子どもや教師やそれをみていた何人かの心に消えない印象として残るだけである。
 しかし、教育という仕事はそれでよいのだ。そういうはかない仕事の連続が、子どもの可能性を引き出し、子どもを豊かにし、子どもを美しく花咲かせ形成していくのだ』 指導してくださった中村先生は、「子どもたちは、結晶みたいにぱっと美しく輝く瞬間があるんだ、でも次の瞬間に悪さもする。その美しい瞬間を子どもたちにしっかり返してあげることができる教師になりなさい」とのおっしゃっていました。
 令和にできた小杉小学校、子どもたちが創った「パンジー応援」、どんな色になってもいい学校、自分の個性の花を咲かせていい学校、小杉小学校がめざしたい学校の姿が、はじめての運動会の中で、美しい瞬間として、たくさんの保護者同士、子ども同士、教職員同士、なにより375名のそれぞれの子どもたち自身の中に、負けた時は、あんなに悲しみ、勝った時は、ああも喜べる感性を、はかないけれど確かなものとして、少しずつ心と体の中に蓄えていってほしいと思います。
 私自身もそうありたいと、子どもたちの姿から学んだ一日となりました。

校長公孝ミニコラム  7年間 32000人の方々の思い


現在、6年生が総合的な学習の時間で「わたしたちの学校 わたしたちの小杉 ~校歌をつくろう~」に取り組んでいます。

先週、大雨の521日、本校の設計と施工に長年かかわってくださった藤田さんと古田さんに来校していただき、6年生の学習にゲストとして参加していただきました。子どもたちは、男性の方と思っていたようで、一様に驚いていました。2つのグループに分れ、ゲストを囲んだ話し合いでは、まさに憧れのようなまなざしで、質問の答えに、声をあげて感心したり、納得したりしていました。

6年生は14名と少人数ですが、少人数でないとできない学習を展開していきたいと考えています。子どもたちには、世の中で活躍している方に出会い、その人の価値観や人柄で感じたことを大切にしてほしいと思っています。

私も話し合いを聞いていましたが、例えば、この校舎には多くの違う技術をもった32000人もの人たちが携わっていること、教室前の廊下の天井は、デザイン重視ではなく、火災の時に、煙が上に抜けて、子どもたちの避難する時間をできるだけ長くするためであることなど、一つ一つにこだわり、建設にかかわるお二人の仕事に対する思いを感じました。1年生の教室に行くと子どもたちに囲まれ「ありがとうございます」「サインしてください」と握手攻めにあっていました。

その夜、教頭は構想から7年間、私は1年間、ことあるごとに連絡を取り合って会ってきたお二人と初めて食事をしました。そんな日が来るとは思っていませんでした。自分たちの作った校舎で、子どもたちが学んでいる姿を観ることができて本当に幸せですと話されていました。こういう一日があることが、仕事のやりがい、報われた瞬間ではないかと感じます。私も子どもたちの学ぶ姿から仕事のやりがいを感じることができた一日となりました。

*今週の学校だよりでもお伝えいたしますが、現在、運動会における保護者の参観方法についての詳細を学校とPTA役員・運動会ボランティアのリーダーの方と検討をしております。土曜日行われました今井小・西丸子小・上丸子小の運動会に伺い、保護者の参観や休憩場所、児童の熱中症対策の様子を直接、参観してきました。今週木曜日に、保護者の参観方法について、詳しい内容をお知らせとして各ご家庭に配付いたします。ご理解ご協力よろしく願い申しあげます。


校長公孝ミニコラム 個人面談を終えて

 29日まで行われた個人面談へのご協力ありがとうございました。夏休み前までの学校生活・学習の様子やご家庭での様子を学級担任と保護者の皆様が共有する大切な時間と考えております。個人面談期間の午後は、教職員全員で開校4ヶ月間の振り返りを行いました。授業参観・懇談会や個人面談についても、保護者の方とはやい段階で顔と顔がわかる関係になるようにするために、時期や方法についても話し合いを行いました。また、保護者IDも学年で色分けして氏名も書いていただくようにする、教育相談日を設定して相談しやすいようにするなど具体的な改善について検討しました。夏休み期間は、前期後半および後期の学校づくりを教職員全員で時間をかけて確認していく大切な期間と考えています。
 また、個人として振り返ると、開校準備担当として年が明けてから走り抜けた7か月間でした。4月、子どもたちとやっと出会えた喜びと一緒に働く教職員を迎えた時の安堵感を忘れることはできません。そして、保護者の皆様ともPTAボランティアや通学路の見守り、来校した時のあいさつなどを通して、少しずつ関係が広がっていることをうれしく感じています。「人と人がつながる温かな環境」を子どもたちのために作っていきたいと考えております。
*4月より校長コラムを読んでいただきありがとうございます。稚拙な文章で公開することに迷いもありました。しかし、校長として「学校づくりの考え」を保護者に伝えることは大きな責任です。また、日常で感じた子どもたちの素敵な姿や学校以外の場で私自身が感じたことを素直にお伝えしたいという気持ちがあります。夏休みは少しお休みをいただき、前期後半からも続けさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
*7月21日~23日の3日間、特別支援学級の子どもたちと教職員、約500人で八ヶ岳少年自然の家に宿泊学習しました。子どもたちと大部屋で一緒に生活して、養護学校に勤務していた頃の自分が蘇ってきました。教えるのではなく一緒にする。その子の仕草や言葉から思いを想像する。


校長公孝ミニコラム 故郷の空


 長年の朝ドラファン。帰宅すると、録画した番組を観る生活をしています。今は、主人公を応援し、北海道なまりに癒やされています。
 実は、父の実家は、ドラマの風景そのままです。日本で一番寒いと言われている北海道足寄町(あしょろ)大誉地(およち)という地で「佐藤牧場」を営んでいます。
 2年前、約30年ぶりに、88歳の父と二人で実家に行きました。足が悪くなった父にとって最後の故郷への旅になったと本人は言っています。現在は、いとこ夫婦がたった二人で営んでいました。笑いながら、「最近、こわくて(たいへんで)今は、乳はしぼっていないだわ、内地から小牛を預かってここの牧草で2年間育てているんだ」と言っていました。廃線あとの駅の前に、子どもたちが学ぶ、小さな小学校がありました。
 本校では、先週、1・2年生が、運動会のダンス練習に取り組んでいました。様子を観るため校庭に出て、ふと見上げると、茶色の校舎の真上に、くっきりとした輪郭で真っ白な夏雲がぼっかり浮かんでいました。茶と緑、青、白のコントラストと子どもたちの躍動する姿をまぶしく感じました。
 きっと、大誉地の小学校でも、こんな雲のもと、運動会の練習が行われていると想像すると、元気が出ます。どんな地にも、子どもたちがいてくれて、その学校では、ぞれぞれの規模で、施設を生かして、子どもたちを育てています。
 田舎と都会、不便と便利というような言葉ではなく、今生活している土地を素直に故郷と感じられることは幸せだと思います。私にとって、父が育った北海道、母が育った東京は、子どもの時の体験がつまった故郷です。そして、小杉小学校の子どもたちも、大人になった時、今生活している武蔵小杉が故郷と思える体験をたくさんしてほしいと考えています。第1回運動会まであと2週間です。

校長公孝ミニコラム 「大切な5月を丁寧に過ごす」

 10連休が終わり、校舎に子どもたちの声が戻ってきました。校舎の周りのツツジもきれいに彩り、さわやかな季節となりました。
 さて、5月は運動会に向けた準備・練習が始まり、学校全体に活気がみなぎる季節となります。一方、気温も上がり、睡眠や栄養など基本的な生活習慣づくりがより大切な時期でもあります。
 本校では、この時期に合わせ、来週、「生活アンケート」を一人ひとりに行い、4月からの学校生活を振り返り、今学校生活や友達関係について感じていることを、聞き取りながら、丁寧な生活指導を行っていきたいと考えております。
 5月の過ごし方が、6月・7月、夏休みまでの学校生活を充実したものにする大切な月となります。ご家庭と協力して、お子様の様子をみていく5月にしてまいりたいと考えております。

校長公孝ミニコラム「力を抜いて」

 子どもたちとの2週間が過ぎました。子どもたちとの2週間が過ぎました。校長として、子どもたちの様子をできるだけつかむことが大切な役割と責任であると考えております。時間が許す限り、校内を「力を抜いてまわる」ようにしています。
 子どもは、そっとそばにいてくれる大人が大好きです。子どもたちにとって、いつもは校長室というところにいて、何をやっているかよくわからないけど・・いつの間にかいるような存在になりたいと思っております。
 さて、この2週間、今まで経験をしたことのない本校の施設における機能性のよさを実感しています。人工芝に何気なく座っていると、子どもたちが「校長先生何しているの?」と集まり、座って円陣ができます。校長室・職員室は、原則、カーテンを閉めずに見えるようにしています。休み時間、校庭で遊ぶ子どもたちの姿が手に取るように見えます。校長室からは、アリーナでの体育の様子がよく見えます。跳び箱などけがの多い単元ではサポートにいけるように思います。下校の時に職員室の窓をのぞく子がいます。窓を開けると「さようなら」「校長先生なにしているの?」「あの先生はだれだっけ?」「4月だからまだわからないね」と会話が生まれます。中央エントランスの舞台にいると、保健室・学習室(サポート級)の様子がよく見えます。扉が開いているので、けがや病気の子どもがいるかすぐ把握することができます。休み時間が終わり、教室に走って戻る子は「あ!校長先生だ」と気づき、立ち止まり、歩き出します。通りすぎるとまた、走りだしますが・・・。子どもたちは、用事があると、エントランス横の職員室にすぐ来ることができます。見通しがよく、また、職員室には必ず教職員がいるので、すぐに対応ができます。
 2F中央に図書室があるので、1~2年生は、教室と同じ階で移動がとてもスムースです。3年生~6年生は、校庭に出るときに必ず通るので、休み時間、図書室にいる子どもたちがたくさんいます。また、廊下に4人ぐらいが座って話ができる小さな空間があります。子どもたちと一緒に座ってみると、廊下の賑やかな声が小さくなり、友達との会話を楽しむことができます。先日は、学習室の子が、その空間の椅子に座り、一度クールダウンをして教室に入ろうとしていました。
 教室の扉は、基本開けて授業をするように教職員に言っています。広い廊下も教室の一部という設計コンセプトがあり、ダイナミックな学習をしてほしいと考えています。教室の扉が開いていると、教室の全体の様子が見渡せ、ひとりひとりの学習の取り組みがよくわかります。教室に入りやすく、学校全体で取り組んでいる基本的なノートづくり、姿勢を短い時間で指導ができます。テストや話し合い、体育の着替えなどの場面に合わせ、子どもたちが、開け閉めを判断できるようになると考えております。また、できる子どもたちだと感じています。 私だけではなく、教職員や子どもたちも新鮮な気持ちで、今までにない体験をした2週間であったと思います。少しずつ校舎や教室にも慣れ、友達関係も広がりを見せているように感じております。
 今週も、「力を抜いて」教職員と子どもたちとともに。

校長公孝ミニコラム「入学式の立て看板」

 第1回入学式、新入生の保護者の皆様おめでとうございました。長い教員生活で、これほど穏やかな天気に恵まれた式は初めてとなりました。「第1回入学式」の立て看板ですが、1年生の学年主任がクラスの準備が忙しい中、「保護者の方にとって、記念に残る写真ですから、パソコンで印字するのではなく、手書きにします。」と言い、少しでも保護者が記念写真で並ばないように2枚準備していました。
 夕方、全教職員で、この立て看板を入れて記念写真を撮りました。みんなで力を合わせ、緊張する場面を共有し、ほっとした時、わたしから、ほんの少しわたしたちになったように感じました。
 入学式でもお話しましたが、6年後、正門の成長した桜を眺め、今日の大切な一枚をそっと見たとき、どんな感情が自分の中に生まれるのか楽しみです。この年齢になり、たくさんの子どもたちとともに開校と春を感じられることは幸せです。保護者の皆様、ご入学ありがとうございました。
*不定期にはなりますが、小杉小学校で見つけた素敵な話、子どもたちの授業の様子、日常でふと感じたことを校長公孝ミニコラムとして、時々ユーモアの味付けも加え、載せさせていただきます。稚拙な文章ですが、よろしくお願いいたします。

校長の窓

  • 小杉小学校で見つけた素敵な話、子どもたちの授業の様子、日常でふと感じたことを校長公孝ミニコラムとして、時々ユーモアの味付けも加え、載せさせていただきます

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