学 校 長 挨 拶


平成23年7月22日
川崎市立下作延小学校 校長 橋本晃一


思いもよらないこと」から学ぶ

 

「思いもよらないことが起きる」という言葉は3.11の大震災以来、実感として私たちの心の中に残っています。私たちはその後の対応も含めてさまざまなことを考えさせてもらいました。ところが今回は、すばらしい「思いもよらないこと」が起こりました。「なでしこ」の皆さんの大活躍です。大災害とW杯優勝とを一緒にすることが不謹慎と思われたり、「なでしこ」に失礼という方もいらっしゃったりするとは思いますが、そこはご容赦をお願いしたいと思います。

サッカーの歴史を調べてみると、サッカーの起源は諸説あるものの、スポーツとしてのサッカーが成立されたのは、1846年イングランドにおいてといわれています。日本にサッカーという競技が入ってきたのは1900年前後、もちろん男性サッカーの時代です。女性サッカーは1800年代からイングランドで行われていましたが、その後オランダ、ドイツ、アメリカに広がり、さらにヨーロッパ全体、東アジアに広がっていったようです。大きな転換は1986年FIFA総会で「人類の半数は女性である。女子サッカーにもっと力を入れるべきである。」という提案を受け、世界大会が開かれるようになりました。日本では1979年日本女子サッカー連盟が設立され選手権大会等も開催されるようになり、その後確実に知名度を上げ、特に2008年北京オリンピックで4位となり、今回のW杯の活躍が期待されていたところでした。(Wikipedia参考

歴史の浅い日本女子サッカーが、短期間でW杯優勝までたどりついたことの快挙、また今回の決勝トーナメントでの対戦をみても、ドイツ(ランキング2位)、スエーデン(5位)、アメリカ(1位)とも、どの試合でも日本チーム(4位)よりも体格、パワー、スピード等で勝っているように感じられたのに勝ち抜いていったこと等、こちらの喜ばしい「思いもよらないこと」からも、私たちは多くのことを学べるようです。

 今年も9月1日に、東海沖地震予知のための引き取り訓練を行います。すでにお知らせしたとおり、今回は「予知のための引き取り」ではなく「市内で震度5強程度の地震が起こったときの引き取り」として、全世帯での引き取りをめざしています。このことは3.11からの学びとして、学校としてやるべきこと(すでにお知らせ済み)の他、ご家庭でも努力していただきたいことの一つとして、特に昼間保護者がいらっしゃらないご家庭は、必ず近隣の方で引き取りができる方にお声をかけて、代理人として登録しておくことをお願いしてきました。今回はご家庭と、この代理人と、学校とで関係を確実に理解することで、万が一の場合の対応を確認するということを大きな目的としています。代理人は、保護者のお迎えまでご自宅で一緒に過ごしていただくことも大切です。より現実的な対応になるからです。なおこの日は、わくわくプラザは開設することとしました。想定として、わくわくプラザ開設時間帯以外で地震が発生したとしているので、すべての児童は学校で保護します。保護者、代理人に引き取りをしていただき、その後わくわくプラザにあずけることはできます。どうしても当日引き取り者の都合がつかない児童は、12時過ぎに学校からわくわくプラザに引き渡します。それ以外の児童は集団下校の方法で送ります。今回はご家庭と代理人との連携を図る大切な機会です。その趣旨をご理解いただき、皆さんとともに対応していきたいと思います。

下作延小学校文化祭を立ち上げます

 別紙「お知らせ」に示したように、今年度新たに「下作延小学校の文化祭」を立ち上げます。春の運動会とともに、これからの下作延小学校の文化活動の象徴として、また地域・保護者の皆さんとの協働での教育活動の象徴として、皆さんで育てていこうと設定しています。午前の部の子どもたちによる学習発表(子どもたちの発信活動)、午後の部の地域・保護者の皆さんの講座(子どもたちの受信の活動)で一日を構成します。その趣旨を十分ご理解いただき、子どもたちの応援や、積極的なご参加をお願いします。

 特に午後の部は、「大人ワークショップ」として、地域・保護者の皆さんが子どもたちに伝えたい文化や活動を、そのまま子どもたちに教えていただく活動です。例えば工作がお得意な方で子どもたちに○○工作を伝えたい、手芸がお得意な方でお仲間と○○づくりを教えたい、料理に興味のある方で○○な料理を子どもたちと一緒に考えたい、生け花を自分でやっているので子どもたちとやってみたい、地域の○○を以前から調べているので子どもたちに伝えてあげたい、仲間と囲碁を楽しんでいるので子どもたちにも伝えたい等々、様々な分野が考えられます。講座が立ち上がった場合には、サポートとして職員がつきますので、全体の流れがはっきりわからないことや、子どもたちの掌握についてのご心配はいらないと思います。またお仲間と一緒に複数で申し込んでいただくことも大歓迎です。別欄「お知らせ」についている申し込み用紙に記入の上、ご参加よろしくお願いします。ご相談、打ち合わせ等も随時行っていますので、遠慮なくご連絡ください。822-0723  Mまで)
昨年まで単独で行っていた「ふれあいコンサート」は、文化祭午後の部の一講座として行います。出場希望者は別枠で募集しますので、こちらも別欄をご参照ください。

もう一つ、地域・保護者の皆さんとの学校づくりについて、うれしいお話がありましたので書かせていただきます。校庭の花壇化について皆さんに応援をいただきながら進めてきているところですが、おかげさまでこの3カ月の間に少しずつではありますが整ってきました。南側では各学年教材園での栽培の他、ヘチマ・ヒョウタン・ゴーヤ・アサガオの緑のカーテン、チョウのビオトープコーナー、サンパチェンスコーナー、皆さんに植えていただいたマリーゴールド等々、今が盛りの雰囲気です。西側の花壇にもマリーゴールドや先日園芸委員会児童の植えた日々草がかわいらしく咲いています。

そんな中で先日、PTA会長のYさん、副会長のOさんから、個人的に、「夏休みの間、西側花壇の水やりをやりましょうか」というお声をかけていただきました。とてもうれしいことだったので、すぐにお願いをしました。私のイメージする協働の学校づくりは、正しくこうしたお声かけ、こうした活動なのです。職員もがんばりますが、地域・保護者の皆さんで学校を盛り上げていただき、さらにすばらしい学校にしていくことで、子どもたちの教育がより充実したものになることをねらっているのです。隊長はOさんのようなので、ご協力いただける方は連絡を取ってください。

夏休みが始まります。それぞれの課題をもって、今年の31日間の夏休みに入りますが、ぜひこの間ご家庭で応援をしてあげながら、子どもたちにとって充実した日々になるようにしていただければと思います。8月25日に成長した一人一人の笑顔と出会うことを楽しみにしています。

(西側花壇の日々草)  (へちま・ひょうたん・ゴーヤの緑のカーテン)

(南側花壇のサンパチェンス)



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