学校長挨拶  
          佐川 恵子

桜の花が咲き誇る4月5日、29年度が始まりました。112名の新1年生を迎え、全校児童558名、22クラスでのスタートです。入学式、始業式での笑顔いっぱいの子どもたちの様子には、1学年ずつ進級した子どもたちのやる気が満ちあふれていました。1時間1時間、1つ1つの学習や活動を大切にしながら、子どもたちが充実した学校生活を送れるよう努めていきたいと考えています。

平成30年度に坂戸小学校は創立50周年を迎えます。平成30年11月10日の記念式典に向けて、今年度から周年行事にかかわる準備が本格的に始まります。スローガンやシンボルマーク作りなど、子どもたちの発想をいかしながら進めていきたいと思います。

子どもたちが勇気をもって新しいことにチャレンジし、様々な経験を重ねる中で大きく成長できるよう、全職員一丸となって努めていきます。本年度も、地域や保護者の皆様のご理解とご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

児童数 2017.4.25 現在   過去の学校評価アンケート結果は下段をご覧ください   
1年 2年 3年 4年 5年 6年
1組 28
26 29 34 39 31
2組 28 26 30 31 39 31
3組 28 27 29 34
30
4組 28




個別級 0 4 1 3 1 1
学年児童数 112 83 89 102 79 93
全校児童数  558 家庭数 474      

 13年度児童・保護者・職員学校教育アンケート結果 13年度自己評価報告書
 12年度児童・保護者・職員学校教育アンケート結果 12年度自己評価報告書   





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地域情報を紹介するために、エリアガイドを作成している情報サイトからのインタビューがありました。            
そのときにお話ししたことを元に学校の紹介をいたします。       前 学校長 高橋 邦夫       
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   自主自律の強い子どもを育てる
       溝の口エリアのの魅力とは

東急「溝の口」駅・JR「武蔵溝ノ口」から南東に徒歩10分ほど、住宅街が広がる閑静な立地にある坂戸小学校は、人口が増え続けるこの地域にあって、500人規模と比較的小規模で推移している公立校。近年は合唱団の活躍が目覚ましく、4年連続、関東甲信越ブロック大会で入賞している強豪校としても知られています。今回はこの坂戸小学校を訪ね、校長の高橋邦夫先生に、学校のこと、合唱団のこと、地域の魅力などについてお話をうかがいました。

まず、学校の沿革についてお聞かせください。

   

本校は昭和4441日に開校しまして、今年で開校45年目になります。ただ、開校は昭和44年なんですが、もともとは明治6年から「坂戸学校」というものがあり、起源はそこにさかのぼります。それは「安養院」(あんよういん)という今もこの近くにあるお寺で、寺子屋のような形で開かれていたもので、その後、この辺りにあった幾つかの寺子屋が集約されて、明治45年に高津小学校(尋常高等高津小学校)になりました。しかし、この高津小学校の人数が増えたので、東高津小学校と久本小学校を作りました。その東高津小学校もまた人数が多くなりまして、その分かれとして坂戸小学校ができたんですね。それが昭和44年のことです。開校の時は、東高津小学校と久本小学校の両方から子どもたちを受け入れました。

ですから、高津小学校では昨年(開校)百周年と(寺子屋から)140周年の式典を一緒に行いましたが、坂戸小も実は、それに近い歴史があるんです。この周辺では、昔から子どもの教育にずっと熱心だったんですね。

現在の児童数、クラス数、学区などについて教えてください。

   

現在の児童数は約
550人ほどで、クラスは各学年3クラスです。学区は主に坂戸地区になりますが、周辺の末長、久本、北見方、二子なども一部含まれています。坂戸小は、規模としては隣接している小学校よりも小さい学校でして、1クラスも30人前後と、こぢんまりとした学校といえます。ここ数年、児童数は増加の傾向にあり、昨年に比べて、今年は20名以上増えましたし、近隣には今も新しいマンションを幾つか建設中ですので、今後も増加傾向だと思います。

教育目標について教えてください。

   

 少し長めの表現になっているのですが、
4つの教育目標がありまして、
   「意欲を持ち、自主的に計画し、実践する子」
   「責任を重んじ、最後までやり遂げる子」
   「自他の人格を尊重し、思いやりのある子」
   「運動に親しみ、進んで体を鍛える子」
 というものを掲げております。

教育目標の実践例としては、どのようなものがありますか?

   

いろいろな教育活動の中で出てきていますが、ひとつには委員会活動に現れていると思います。ふつう「委員会活動」といいますと、決められた常時活動、たとえば、掲示委員会だったら、掲示物を定期的に替えるなどの活動になりますね。でもこれは「決められたもの」であって、そこに工夫が入り込む余地はありません。それが、本校の場合ですと、自主的に計画し実践するということを、高学年の子が中心になってやっているんです。

一例ですが、給食委員会ですと、和食献立の栄養に関するクイズを考えたり、「今日のこの新献立はどうでしたか?」というアンケートを取ったりもします。保健委員会ですと、64日のむし歯予防デーを中心に、歯の模型を持って各学年の教室を回って、歯磨きの仕方を教えたり、また、命の大切さを学ぶために赤十字活動の一環として、休み時間にAEDの使い方や人工呼吸の仕方を教えたりもしています。この成果を発表するために「救急法競技会」にも毎年出場し、上位の成績を収めています。運動委員会でも、休み時間を使って「キラキラトライアル」といってみんなに運動を楽しませてあげたり、記録を計ったりするなどの企画をしています。校内の階段には、階段を走らないように、脇のところにクイズを貼ってありますが、これはリサイクルボランティア委員会が工夫して作ったものです。学校全体に関わる代表委員会が委員会の活性化の元になりますが、運動会などの学校の大きな行事には、この代表委員会や計画委員会の子どもたちが、運営の主体にもなっています。このように、子どもたちは決められた先生のお手伝い的なものだけではなくて、自分たちの企画を持って、委員会に参加しています。

   

委員会活動ってどうしても沈滞しがちなんですね。「決められたこと」をやって、やったらもう終わり・・ということが多いんです。でも、本校はそうではなくて、子どもたちが「じゃあ、自分たちの委員会だったら何ができるだろう」ということを工夫して、積極的に委員会に関わってくれていると思います。

委員会活動以外の面では、どのような例があるでしょうか?

   

本校は合唱団がけっこう活躍しているんですけれども、みんな一生懸命にやっていますね。合唱団は放課後に練習ができるように、クラブ活動とは切り離して、
3年生から6年生まで希望する子が入って、日々練習しています。ここ数年優秀な成績を収めていまして、今年も9月に、NHK全国学校音楽コンクールの関東甲信越ブロック大会で銅賞を頂きました。

当然、この大会に出るには神奈川県代表にならないといけないのですが、神奈川県大会では24校中2校の代表校になりましたし、出場した関東甲信越ブロック大会でも、銅賞という成績を収めましたので、これは立派な成績だと思います。今年の参加校数は、358校だったそうです。実は県大会での金賞はもう5年連続になりますし、関東甲信越ブロック大会で銅賞というのも、今年で4年連続になりますが子どもたちは卒業して入れ替わっていきますから、連続で受賞しているというのは素晴らしいことですね。

合唱団は今年で創部28年になります。このように昔から合唱に対して力を入れていましたが、それは決して28年間ずっとコンクールを目指していたというわけではなくて、「情操教育に良い」という意味合いから続けていたのですが、その地道な土台があってこそ、それがここ数年で実力を付けてきたということなのでしょう。

合唱部の歌は地域のイベントなどでも聴けるのでしょうか?
  
もちろん、学校の中だけではなくて、「地域に貢献する」ということで色々なところに出ていっています。高津区役所が主催している7月の「健康福祉まつり」には毎年呼ばれていまして、ここの観客にはおじいちゃんおばあちゃんが多いのですけれど、本当に、涙を流して聴いてくださるような方が多いんですよ。有名な「ふるさと」の曲なんかはそうですね。コンクール向けの曲だけではなくて、お年寄りが「あ、この曲知ってる。」と言ってくれるような懐かしい曲も練習して、発表するようにしています。また、11月には「高津区こども・子育てフェスタ」というイベントもありまして、こちらにも例年出演しています。

   

坂戸小の子どもたちの雰囲気について教えてください。

   

子どもたちは大変に落ち着いていますね。授業中もとても静かな状態で学んでいます。私も校内の巡回をしますけれども、授業中の廊下は本当に静かなんですよ。

また、自慢と言えるのかわかりませんが、本校は「高学年になればなるほど落ち着いてくる」んですね。6年生の姿を5年生が見て、それをその下の学年の子が見て手本にしているんです。委員会活動やクラブ活動でも、6年生がリードして下の子を育てていきますし、その姿を下の子がちゃんと見ていて、1年生2年生も、またいい方向に向かっていくんです。その繰り返しがずっと続いている学校なんですね

   

子どもたちは時間に関してもよく守れますね。この学校にはチャイムが無くて、子どもたちは、放送委員会の放送を聞いたり、時計を見たりして動くんですが、授業に遅れるようなことはありません。子どもたちの心に、きちっとした、「約束を守ろう」という態勢ができているんですね。他校から異動してきた先生は、必ず「ここの子どもたちは本当に話をよく聴きますよね。」と言われますが、「話をしっかり聞く」という点も、やはり「約束を守る」ことの一つですね。

   

細かいことですが、下駄箱への靴の入れ方も児童の特徴を示すいい例だと思いますね。休み時間など、一生懸命遊んでから教室に入るんですが、みんなきちっとかかとを揃えて靴を入れるんです。いつ見てもこういう状態ですから、それはやはり、ひとりひとりがみんな、そういう気持ちをもって生活をしているということでしょうね。

年間行事にはどのようなものがあるのでしょうか。

   

「坂戸スタディフェスティバル」というものが12月にありまして、これは学習の公開をする場なんですが、各クラス、学年、グループごとに、学習の成果をそれぞれのユニークな方法で発表したり、授業で作った作品を展示したりします。クイズがあったり、朗読劇をしたり、図工などの作品の展示を行なったりしまして、沢山の保護者や地域の方にご来校いただいています。

   

11
月に行われる「坂戸ふれあい広場」も大きなイベントでして、これはPTAとの協力で行なっていますが、天気が良ければ校庭にテントなども張りながら、いろいろな物品を販売したりゲームを楽しんだりしています。これには地域の方にも来ていただきまして、非常に盛り上がるんですね。PTAが主体のものになりますが、先生たちも出し物として演奏をしたり、歌を歌ったりして参加しています。

ふれあい広場という名称の通り、みなさんの「ふれあい」を目的にしています。他校でもバザーなどをよくやっているかと思いますけれど、それに近いものでしょうか。子どもたちは授業参観もありますので、大きく協力をするということではないんですが、食券で買い物をして食事したり、学習の一環としてごみの分別処理などに協力したりしています。このほかにも、運動会や1年生を迎える会、遠足、校外学習、移動動物園などの年間行事があります。

学校の設備としては、どのような特徴があるでしょうか。

   

特別な設備はありませんけれども、玄関から入ってすぐに職員室、校長室、保健室がありますが、この辺りは開校以来の設備をそのまま生かしていまして、昔ながらの木の扉や、石で敷かれた廊下など、昔の雰囲気が良い状態で残っていると思います。来校された方も「懐かしいね」とよく言われますね。これは開校してから
40年以上も大事に使い続けているもので、子どもたちが一生懸命掃除をしてくれているので、今でもピカピカのままなんです。

ほかには、校長室前の池を2年前にビオトープ化しまして、子どもたちに水に親しんで、生き物を見てもらえるような場としました。職員室の入り口には金魚のえさを置いてありますから、低学年の子はいつも帰りがけに寄って、えさをあげていきますね。このビオトープは高津区役所が推進している鶴見川流域プロジェクトの一環として造ってもらったものです。

   

最後に、溝の口エリアの魅力について教えてください

高津区では、比較的若いご夫婦の方々の人口に占める割合が増えているそうなので、それだけ住みやすいということなんでしょうね。今は少子化って言われていますけれども、高津区に関しては、少子化ではなく、各学校で子どもの数がどんどん増えているんです。それは住みやすくて、子どもを育てやすいということを意味しているんだと思います。

   

また、何代にもわたって永くこの学校に通っているご家庭もありますから、
PTAや地域の方が学校に対してすごく協力的ですし、地域のお祭りに関しても、地元に根付いたお祭りとしてしっかりとやって下さっていて、子どもたちも安心して参加でき、楽しめる雰囲気です。保護者の皆さんもとても協力的な方ばかりで、運動会の時には、テントなどの片付けについてPTA会長さんがちょっと声をかけたら、係ではない方も大勢手伝ってくださいました。こういう「結束力」も、坂戸小の良いところだと思います。

   

もちろん、自然が多いところもいいですね。周辺はもともと梨畑だったところも多いですし、今も二ケ領用水が流れて、畑もあって、のどかな雰囲気です。学校のすぐ近くには、ついこの前まで、観光ができるほどの菖蒲園があったんですよ。

昔からずっと住んでいる方もいらっしゃって、マンションには比較的若いファミリーも増えていて、そういう人たちがバランスよく交じって、仲良くやっている地域だと思うんですね。ですから、特に子育てという観点から見れば、この辺りはとてもよい環境ですね。

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