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学 校 が で き る こ と 2011(平成23)年3月11日、午後2時46分。日本を揺るがす大地震が起こりました。あれから約3週間余りたった今でも、多くの犠牲者と行方不明者を出しています。そしてまだ、たくさんの方々が避難所での生活を余儀なくされています。そのような皆様に、まずはお悔やみとお見舞いを申し上げます。 今、多くの有名人が慈善の活動を行っています。それはそれで素晴らしいことだと思います。でも、そのことよりも、私は今回の大震災で一般の人々が、そう、今まで他人だと思っていた人たちが絆で結ばれていることが意義深いことだと思っています。例えば、阪神大震災で両親を亡くした子どもたちがカンパのために街頭に立っています。計画停電は、町から明かりをとりさりましたが、ひとつの部屋でろうそくをともし、家族全員で過ごした家庭に心の灯をともしました。あちらこちらで「絆」がうまれ「ひとつになろう 日本」という合言葉のもと、自分にできることを考え、実践しようとしているのです。そのスタンスは学校も同じです。学校ができることをしていかなければいけません。 学校ができること。それは、子どもたちに「人間にとって大切なのは何か」を学ばせることだと私は思っています。そんな意味合いを込め、先日の修了式で子どもたちにこんな話をしました。 今、皆さんに修了証をお渡ししました。この修了証は、「あなたはよくがんばりました。今の学年のお勉強がしっかり終わることができました。友達とも楽しく過ごすことができたので学年がしっかり終わったことを認めます。」という意味がこめられています。大切にしてくださいね。 でも、この大切な修了証。残念ながらまだ、もらえていない人がたくさんいます。絶対にもらえなくなっちゃった人もいるのです。誰だか分かるよね。そう、地震や津波の被害にあった子どもたちです。 先生はイタリアにいた時水道の水に石灰がたくさん入っていたので飲めませんでした。だから日本に帰ってきて水道の水をコップにいれて飲んだ時、とてもうれしかった。人間にとって幸せなことは大切ですが、豊かであれば幸せだとは限りません。逆に物の有難さを忘れてしまうことがあるんですね。 さあ、この春休み、次の学年への準備をすることが大切ですがちょっと不自由な生活を味わったり今辛い生活をしている皆さんのことを思ったりするのも大切なお勉強になると思います。ディーエスばかりしていてはいけません。ぜひ、チャレンジしてください。 では、春休みいろいろな経験をして4月にはまた元気な顔を見せてくださいね。待っています。さあ、平成23年度が始まります。 今年度も、栽培活動を通して自然を愛する豊かな心を育てていきます。 コミュニティの活動を通して地域とのふれあいを大切にしていきます。 そして、今申しあげてきましたように「人間にとって何が大切か」ということも重点目標として掲げ様々な場面で触れていきたいと思います。 今年度も本校教育へのご理解ご協力、よろしくお願いいたします。 校 長 青木 由秋 |