授業におけるIT活用実践事例集の作成
―教員のIT活用指導力の向上を目指して―

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II 平成16年度(今年度)の研究 ―実践編―

(3) 情報教育研究会議によるIT活用の授業実践

情報教育研究会議(指導主事1名・小学校教諭2名・中学校教諭2名、計5名)では、昨年度の総合教育センター指導主事研究で開発したIT活用方法を、教科等の授業で実践し、その活用事例の作成をねらいとして研究を行っている。

これまでに行った実践は次の通りである。

実践事例1

教科・学年 理科小3
単元・題材 野原へ出かけよう
〜教師が意図的に決めたインターネットの世界で昆虫について調べる〜
環境・準備 コンピュータ教室(インターネットを使える環境)
大画面モニタまたはプロジェクター・スクリーン
使用ソフト:パワーポイント、ブラウザ
IT活用の視点 インターネットの使用にあたっては、インターネットのもつ影の部分を知る必要がある。
パワーポイントを用いて、正しく利用していく心構えをわかりやすく示すことができる。
また、多くの子どもたちにとっては、ブラウザの使用もはじめての経験となる。
あらかじめ教師の用意した教材を利用することによって、操作のしかたを明確に指示することが可能になる。
パワーポイントの画面をそのまま使うのではなく、Webページに直すことにより、特別な操作を減らすことができるので、初めて使用する子どもたちの混乱を避けることができる。
また、操作をする端末にパワーポイントがなくても提示することが可能なので汎用性も高い。

   実践事例1の詳細(PDFファイル)

実践事例2

教科・学年 社会中2
単元・題材 地理的分野
 世界の国を調べよう
 外国を調べよう
 ―アメリカ合衆国を例に―
 〜資料をどのように効果的に見せるか〜
環境・準備 普通教室
ノートPC・プロジェクター・スクリーン
使用ソフト:パワーポイント、エクセル
IT活用の視点 社会科の授業においてITは資料・教材提示の点で大変有効である。
教師にとって今までは資料を一つ一つ教材室から持ってきて、提示する順番に並び替えなければいけなかったが、プレゼンテーションソフトを使用すれば手軽な操作で順番に示すことが出来る。
また黒板にマグネットで貼りつけるスクリーンを用いることで板書と併用でき、生徒の理解を高める上で相乗的な効果が期待できる。
さらに基礎・基本的な内容について、ビデオ、DVDなどを使って映像で紹介することはまさに「百聞は一見にしかず」である。

   実践事例2の詳細(PDFファイル)

実践事例3

教科・学年 音楽小6
単元・題材 曲のまとまりを感じて(鑑賞)
環境・準備 コンピュータ教室(インターネットを使える環境)
大画面モニタまたはプロジェクター・スクリーン
使用ソフト:ワード、ウィンドウズメディアプレイヤー、DigiOnSoundLight
IT活用の視点 鑑賞の場面では、さまざまな機器(CDプレイヤー)や資料(作曲者の顔写真、年譜など)を使う必要が出てくる。
しかしそれらを手際よく子どもたちに示していくのは煩雑な面がある。
その点、コンピュータでは音楽や動画、静止画などを取り込むことが可能で、また素材を加工して小節ごとに音を区切ったりすることも可能である。
ここではワードを利用した電子活動案を作成し、そこに実際に鑑賞させる曲や提示する楽譜などを取り込んでおく。
これによって教師側は提示の煩雑さが軽減される。
また児童側でも鑑賞の視点を持ったり、興味をもって聴くことが出来きる。資料・教材提示の点で大変有効であり、理解を高める上で相乗的な効果が期待できる。

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