要約
現在、急速に「教育の情報化」が推進されている。この大きな目的は「わかる授業」の実現である。ここで重要なことはITを活用するための目的を明確にし、その目的を達成するためのひとつの手段としてIT活用を考えることである。そのためには日々、授業を実践している教員のIT活用指導力(授業でITを活用する力)の向上が不可欠である。
本研究では、「授業にあまりITが活用されていない」「教員のIT活用指導力不足が懸念される」「ITを活用するねらいが明確でない状況が見られる」といった本市の授業におけるIT活用の現状に対する問題点とその解決に必要な対応を考えた。
IT活用の問題点として、「ITへの意識の問題」「IT活用指導力の問題」「物理的な問題」が挙げられた。そこで総合教育センターとして対応が可能な「教員のIT活用指導力」に視点をあて、“手軽に短時間で準備ができる”をねらいとした『IT活用事例』を開発した。この事例を研修及び授業で活用することで、「わかる授業の実現」と「教員のIT活用指導力の向上」に寄与できると考えた。
キーワード:IT・ICT・IT活用指導力・コンピュータ授業利用・授業改善・eラーニング